- 水内 終一也
- 合資会社アクタリスト
- 経営コンサルタント
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
お客さんに「クリスマスだから○○を買おう!」という気持ちにさせる舞台装置、演出効果。
でも、人は、楽しげな雰囲気だけでは購入しない。
あくまでも購入には「ことば」が必要。
現在、9件のケーキ屋さんに対して、クリスマス・ケーキの拡販をコンサルテイングすべく、準備中。
クリスマスは、ケーキ屋さんの一番の、かき入れ時であり、誕生日ケーキ等の見込顧客創出の貴重な機会。
そこで、ケーキ屋さんの周囲の事務所、店舗、施設等にFaxでケーキの案内をするという企画。
何にも工夫せずにFaxしても反応率は大したことはないし、クレームになるだけ。
逆に、工夫したら、職場で話題になって、従業員さんにFaxをコピーして配ってくれる可能性もある。
「従業員さんにFaxをコピーして配ってくれる」ことが生まれるほどの話題性、「口コミ」効果を創出すべく、あれこれと考えた。
Faxを1回流して、爆発的な話題性、「口コミ」効果を生んで拡販するだけでなく、年始回りのお使い物の菓子折りの販売や誕生日ケーキの販売にも結びつき、ケーキ屋さんが地元でNo1になるにはどうしたらいいか?
そこまで考えてのコンサルティング。
ただ単にFax一枚のコンサルティングではなく、ケーキ屋さんのビジネス・システムを構築する内容。
基本的には、Faxを送って、話題性、「口コミ」効果を生み、コピーを従業員の方に配ってもらえるようにする。
予約申込みは、来店、電話、Fax、Eメール、ウェブと、お客様が連絡しやすい方法を明記。
それだけではなく、オファー(無料プレゼント)で、他店と比較されないようにする。
予約限定の値引きも実施。
ケーキ購入時にオファーを渡し、年始のお使い物用の菓子折りの予約案内も渡す。アンケートも同封して、「お客さまの声」とご家族の誕生日を集めて、今後のマーケティングに活用する。
・・・と、何とも、欲張った内容。
部分的にやっても効果があるが、全てを行うことで、一貫性が出てくる。
そして、上記の内容だけでなく、店頭に掲示すべきものや商品に対しての工夫などのアドバイスを加えて、18ページに渡るアドバイスを送ったが、ケーキ屋さんには、あまりにも難しいかもしれない。
そして、ここまで考えつくして、最初のトリガーとなるFaxの原稿を作るとなると、ケーキ屋さんには不可能に近い。
そこで、雛形となるFax原稿を私が作ることにした。
ケーキ屋さんにFaxでの拡販を提案し、ビジネス・システムを提案し、さらにFax原稿の雛形を用意し、ケーキ屋さんの周囲のFax番号を用意し、Fax一斉送信まで代行する、ワンストップなさービスを展開できるのは、もしかすると日本で私だけかもしれない。なんて、ふと思った。
今回は思いつきでケーキ屋さんに上記の内容をFaxで提案したところ、現在9件の方に興味を持ってもらったが、この方法、ケーキ屋さん以外にも応用可能。
「季節感マーケティング」とでも呼ぼうか。
ある時期にある購買行動をするということは、様々なビジネスに当てはまること。
今年は忙しいので実施しなかったが、昨年は、居酒屋さんに忘年会の予約をFaxで取るということを提案し、十数件の居酒屋さんが実施してくれた。
年始、年末だけでなく年度末、年度始まりや春夏秋冬の移り変わりなど、「季節」を意識すれば、様々なビジネス・チャンスを見出すことができる。
ケーキ屋さんのFaxは全国で約6000件だから、早々に案内を終了して、次の業種に「季節感マーケティング」を提案したいところだけど、やっぱり原稿作成には時間がかかる!
書きたいことが多すぎて、Fax一枚に収まりきらない!
・・・と、本日、悪戦苦闘中。