棕櫚という言葉を聞くと、
子供のころ住んでいた家の庭の大きな棕櫚の木を思い出します。
この木の周りで陣取り合戦やろくむしやだるまさん転んだなど、
兄弟やいとこたち皆で遊んだ光景が一瞬でよみがえりました。
体を使って遊ぶ昭和の遊びです。
前からほしかった棕櫚のほうき。
アイスクリームを買いに言ったデパートの
展示販売のところで足が止まりました。
辺りに棕櫚独特の匂いが漂う中、説明を…
棕櫚の葉約30枚を使いその中からいいものを束ねているそうです。
「ほんとは一本5万円で売りたいくらいですが」と言う店主
手に取り、ためし掃きの感触のよい事。
掃除機が買えてしまう値段ですが、
棕櫚の木から剥がして、乾燥して、寝かして
手間暇かけて作る一本です。
工程を考えると価格も安いのかなーと思いました。
耐用年数20年だそうです。
(買え)のサインを家人が送ってきます。
お手入れ方法を聞いて、試しに一本、毎年この時期にメンテに来てくれるそうです。
| コラム一覧 |
このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
昼夜問わず演奏可能な本格的音楽スタジオを持つ家。街の中でも風や光、豊かな自然を感じる家。あなたや家族の思いを受け止め、工夫とアイデアで予想以上の空間を実現、思いや夢をカタチにします。五感で感じるお気に入りの場所を一緒につくりましょう。
082-276-1241