- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
今回お届けする内容は、最近たまたま見かけた動画の中で語られていたメッセージに私が共感し、それを文字に起こしてみたものです。
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ここで語られている内容は、正に私自身が常々感じて来た事であり、長年自分を含めた(※これが一番大事であると思います)「人間観察」のバロメーターとなっているものであり、コラムを通してメッセージさせて頂いて来た事と一致しています。
これは今回のテーマに書かせて頂いた「霊能者」や「チャネラー」という、所謂特殊な能力を持っているとされる人間に限らず、私達が普通の日常生活の中で人間関係に悩んだ時に、各自が「人を見分けるポイント」としても、大いに役立つものであると私は思います。
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【波動が高い人を見分ける4つのポイント】
自分の波動を高める為には、波動の高い人と付き合う様にと良く言われます。
でも「波動の高い人」とはどんな人でしょう?
キラキラした目をしてハイテンションで、ポジティブな事を語る人?
それともいつも穏やかな微笑みを絶やさず、正直で親切で決して怒らない人?
繊細で大胆、冷静で情熱的。
彼らの特徴は両極を合わせ持つ人です。
実は波動の高い人の特徴に付いては沢山の誤解があります。
しっかり見分けられる様、ここでポイントを押さえておきましょう。
【1】自信を持っているけれど、同時に謙虚でもある人
波動が高い人は、人間として本質的な成長を重ねた磨かれた人です。
こういった人には本物の自信が育まれているのです。
この本物の自信は、傲慢さと共存する事ができません。
よって調子に乗る事もありませんし、人を見下して偉そうな振る舞いをする事もありません。
むしろ謙虚さが同時に育まれて行くので、自慢や自己顕示をどんどんしなくなって行くのです。
それとは逆にこんな人。
★「リーディングをしてもらったら、私は霊格がとても高いと言われたの。凄いでしょう?」
★「オーラ鑑定で、進化したステージの人だと言われたの」
★「あなたも頑張って波動を上げなくちゃダメよ」
★「私が導いてあげる」
★「(私が)救ってあげたい」
★「(私が)癒してあげたい」などなど、
そういった言葉は、本当に波動が高い人が口にする事はないのです。
【2】自立しているけれど、同時に人との関わりを大事にする人
スピリチュアルな世界に熱中すると、どんどん内面世界に意識がフォーカスして行きます。
その為、意識が外に向かなくなり、人との付き合いを面倒に思ったり、
くだらないと考えてしまうのは陥りがちなパターンです。
波動が高まって行くと、確かに付き合うべきでない人との交流はしなくなりますし、
人に依存する事も、強く執着する事もなくなって行きます。
でも私は「孤高の人」とばかりに、世間との関係を避けるのは違います。
むしろ波動が高くなれば、この世の人々の目に見えない繊細な繋がりを理解し、
他者との絆を大切に思う様になって行くものです。
【3】奉仕的だけれど、自分の事も大切にする人
あなたの周囲には、自分の楽しみや望みを全て我慢して苦しい思いをしながら、
人に尽くしている人がいませんか?
一見純粋な思いから行っている善行の様でも、それは波動の高い人の在り方とは言えません。
と言うのも、人はまず、自分の人生に責任を果たさなくてはならないからです。
自分を充分に癒し、幸せにしてこそ、他者の力になる事ができます。
言い換えると、自分を幸せにした後の余力でしか、本当に他者を幸せにする事はできないのです。
ですから、もし苦痛や我慢をしながら奉仕活動をしているとしたら、それは間違いです。
苦痛を感じている時点で、そのお役目は、今の自分には荷が重過ぎるのです。
その事実を謙虚に受け止め、もっと成長し、豊かな自分になる為の努力をする事が先決です。
本当に波動の高い人は、この事に必ず気付き、自分を粗末にする事がありません。
【4】自分にも宇宙にも、嘘をつかない生き方を実践している人
波動の高い人は、自信と謙虚さを合わせ持つ、内向的且つ外向的、
利他的でもあり同時に利己的でもあるという具合に、
両極端な性質、正反対な性質を持っています。
どちらかに偏るのではなく、両方をバランス良く自分の中に持っているのです。
ここでは代表的なものを挙げましたが、彼らはあらゆる両極を合わせ持っています。
精神世界だけを重視するのではなく、物質世界も尊重しますし、
物事のポジティブな面だけを重視するのではなく、ネガティブな面も尊重します。
又彼らは次の様な特徴も見られます。
★無理なく自然に快適な在り方をしている人。
★どんな場合でも、嘘を言わない人。
★崇高な目的を、崇高なやり方で実現しようと行動する人。
波動の高い人は、自分を立派に見せようと演じたりしませんし、
自分の心身に悪影響がある環境に、身を置き続ける様な愚かな事はしません。
又どんどん自然の法則、宇宙の法則に則った生活を好む様になるので、健康で快適に過ごしています。
又、嘘は宇宙に背く行為なので、磨かれた人々は「相手を思い遣って嘘をつく」という事もしなくなります。
嘘をつくくらいなら、彼らは口をつぐみます。
更に彼らは、世の為、人の為になりたいと願い、それを実行する時は、
決して攻撃的、破壊的、暴力的なやり方を選びません。
「正義の名の元に人を攻撃する」「神の名の元に社会を破壊する」という事はできないのです。
思い当たる事はありましたか?
波動が高い人は、常にポジティブ、怒らないなどの極端な性質では有り得ないのです。
「両極をバランス良く持っている」「全ての性質を内包している」という豊かさこそが、
人間として成長した姿なのです。
澄んだ水を静かに湛える姿は、崇高な人格者が静かに黙し、感謝し、又忍耐する時の姿に似ています。
私達人間も、そういう所から奥行きの在る美しさである優雅さ、そして勇気や慈愛・慈悲という、人格者に必要な資質を学び、育んで行くのだと思います。
( ・・) ~ ☆彡
本当の「人格者」と言われる人は、心の眼で視なければ分からない「普通の顔をしている人」なのではないかと私は思います。
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自分を人より高く大きく見せたがる霊能者や、「私は高次元の存在と繋がっている!」と自称されるチャネラーの方達は巷では非常に多い様ですが、
皆様も今回のポイントを当てはめて、改めてそういう方達を観てみると、又違ったものが感じられて来るかもしれないですね~。
ちなみに人の事をチェックする前に、まずはお互い「自分に当てはめてみる」という作業の方が先ですが。(笑)
(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;(^^;;;
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年