- 中山 航
- Language School ~航~ 代表
- 東京都
- 英語講師
対象:英語
前回
大学受験 時間意識を高めて効率良くかつ効果的に勉強しようで
次回はある一定の時間に何ができなければいけないのかをセンター試験の英語を例に取って説明します。
と書いたのですがその前に知っていてほしいことがあります
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
英語学習を初めてしばらくの間、たいていの人がたとえReading(リーディング)をしていても頭の中で英語を発音・発話していると思います。(本当に速読をするときは頭の中で音を出すことはありません)
大学入試レヴェルでは頭の中の音を消すほどの速読は要求されませんので以下のことに気づいてください。
頭の中で出す声・音(subvocalization:サブヴォ―カラィゼィション) は口から発する音に準じます。ですから
口から発する英語の音を素早く、正確にすれば少なくとも英文を読むこと(目を通すこと)自体が速くなるのです。
もちろん知的レヴェルの高い文章は思考・理解が当然必要ですが、この音の重要性に気づき訓練をすると
大きな大きな差が生まれてきます。
ということでLanguage School ~航~ではReading (リーディング)のスピードを上げるためにも音を活用しています!!!
皆さんは英語のナチュラルスピードという言葉を聞いたことがありますか?
まぁ、速過ぎず、遅すぎず自然に話す時のスピードと言っておきます。
このスピードが
1分間に150単語から170単語ぐらいです。
英語で
これは150 to 170 words per minute
(← per ~ 1につき)
words per minute は略してwpmと書きますので以降 150 to 170 wpm とします。
ここで質問です
センター試験の英語の総単語数はいくつだと思いますか?
約4000単語になります。
ということは1分間にどれくらい読まなければならないのでしょうか?
とその前に
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
実は頭の中で話す英語は口に出してしゃべる英語の約1.3倍か1.4倍になります。口を動かすロスが減りますからね。ですから
口に出すスピードが仮に150wpmだとすると頭の中の英語は200wpm前後になります
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
以上を頭に入れて考えると実はセンター試験は
4000÷200=50
1分間に50単語読めればいい
わけです。
ナチュラルスピードの3分の1ですよ。センター試験はしっかり訓練すれば頭を使う試験というより反射で答える試験ですから
そんなにスピードは要求されていません。
たしかに4000単語を通して読む経験がない人は物理量が多いと思うでしょうが、それでもスピードはそれほどでもないことが分かってもらえると思います。
自然に話すスピードの3分の1ですよ!!
時間意識を高めて
一定の時間に何ができて、
何をしなければいけないか
を知ることで、ただ漠然と
「英語を読むのが遅い…」などと嘆かなくなります。嘆くより、どうすべきか考え、取り組むからです。
さぁ、勉強も科学しましょう。ぜひ当塾にいらしてください。実感してもらいます。
Language School ~航~
http://lswataru.com/
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-18-30 ファースト日野ビル2F
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引用元:大学受験 一定の時間に何をしなければいけないのかを知ろう