- 眞鍋 顕宏
- 株式会社クレオ・アソシエイツ 代表取締役
- 兵庫県
- コミックデザイナー
対象:ブランド戦略・ネーミング
- 清水 圭一
- (IT経営コンサルタント)
- 赤坂 卓哉
- (クリエイティブディレクター)
知的財産管理技能検定の資格を取得して以来、よくこんな質問をいただくようになりました。
「どんな試験ですか?」
「どうやって勉強すれば良いのですか?」
「おすすめの教材は?」等々、、、
まだそれほど認知度が高いとはいえない試験ですので仕方ありません。
今日は、そんな知的財産管理技能検定を突破するための学習法について
ご紹介しますので、参考にしていただけたらと思います。
独学と予備校、どちらで学ぶべきか。
2級までなら独学でも十分合格可能です。
しっかり学習計画を立て、1日1〜2時間集中して取り組めば、3級だと2ヶ月程度で
クリアできると思います。但し、知的財産関連のお仕事をされたことのない方だと、
とっつきにくい法律用語に戸惑うかもしれません。
実際、私も用語の独特な表現に惑わされたりしましたが、途中から気にならなくなって
きましたので慣れてくるものだと思いますが、そのあたりに不安を感じられる方や
短期間で取得したいと考えておられる方は、予備校で学ばれると良いかと思います。
オススメ教材
私自身、以下の教材を使用しました。
・参考書:知的財産管理技能検定3級公式テキスト(アップロード)
・問題集:知的財産管理技能検定3級学科スピード問題集(早稲田経営出版)
知的財産管理技能検定3級実技スピード問題集(早稲田経営出版)
テキストはさらっと目を通す程度で良いと思います。あまり通読に時間をかけるよりかは、
実際に問題集を解いた方が、何が分かって何が分からないかがはっきりしますので効率的。
間違うことを恐れず、どんどん解いていくことをオススメします。
付箋を利用して何度も問題集を解く
問題集を繰り返し解くことが一番身に付くと思います。
但し間違った箇所や、たまたま正解した箇所がある場合は、そのままにせず
付箋を立てておきます。私はページ単位で付箋を貼るようにしました。
仮に1問間違えただけでもページ単位で見直すようにすると、
より理解が深まるからです。
はじめに付箋を貼る時、まずはページの角に縦向きで貼っておきます。
そして、問題集を1周やりきったあとは2周目以降にチャレンジ。
付箋を貼ったページのみ解いていき、そこで正解すれば横向きに貼り直します。
一度できたからと簡単に付箋をはがさないのがポイントです。
そして最低でも2回繰り返して間違わないようになっていれば付箋を外します。
こうして付箋がなくなる頃には、かなりマスターしていると思います。
試験は出題範囲が広いが、基本的な内容を確実に理解できればOK
特許法・実用新案法、意匠法、商標法、著作権法、不正競争防止法、独占禁止法、民法、条約、、、
覚えるべき法律はたくさんあります。試験では学科・実技とも70%以上の正答率が求められますが、
問われるのは基本的な部分ですので、問題集で9割ほど解けるようになれば、多少難化したとしても
合格ラインは確保できるのではないかと思われます。
学科試験対策を優先すべし
実技試験は、学科試験で問われている論点を、事例に置き換えて出題している問題が多く、
学科試験で合格点がとれるレベルまで達していれば、対策にそれほど時間はかかりません。
およそ実技試験のみに出題される論点といえば、期限や金額の計算問題くらいです。
学科で覚えた知識を実技問題で確認するというイメージで勉強に取り組むと良いかと思います。
私は学科を中心に学習したのですが、点数は常に実技の方が上回っていたくらいですから。
以上、もし参考になるようであれば幸いです。
次回は2級対策についてお話させていただきます。
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