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閲覧数順 2017年10月21日更新

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初心者向け?「自動ブレーキ付」投信、コストを見極めて!

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知らないと損するかも…のお話し
1.ブラックスワン

株の世界では想像を超えるほどの株価変動のことを「ブラックスワン」という。
今年はその「(下げ方向の)ブラックスワン」が2度も舞い降りた年となった。

①日経平均の下落幅が歴代8位の「ブレグジット(イギリスのEU離脱)」
②同25位の「米大統領選のトランプ勝利」

「ブレグジット」の下落幅は1,286円(6月24日)。
「米大統領選のトランプ勝利」の下落幅は919円(11月8日)。

ところが、今年は上げ方向の「ブラックスワン」も2度あったのだ。
  
①2月15日の「ドイツ銀行の債券利払い遅延懸念の後退」、日経平均は前日比1,092円上昇。 
②11月10日の「トランプラリーの始まり」、同1,069円上昇。

繰り返す上げと下げの大波に対して、投資経験が長い投資家も頭を悩ました1年だった。

大きな損失を抱えたくない投資初心者なら、なおさらのこと。
そんな投資初心者向けにリスクを抑制できるしくみの投信を提供している投信会社が存在する。
2.「自動ブレーキ付」投信とは

「自動ブレーキ付」投信は、極端にリスクを抑制できるしくみを取っている。
運用リスクの大きさや基準価格の最大下落率をあらかじめ明示しているのだ。

以下は「自動ブレーキ付」投信の商品名と特徴だ。

①三菱UFJ国際投信「トレンド・アロケーション・オープン」
 過去1年の高値からの下落率が15%以内に収まるように運用するという設定。
 NISA(小額投資非課税制度)をきっかけに銀行窓販で売れ筋となり、純資産残高が1千億円を超えた。

②三菱UFJ国際投信「トレンド・ナビゲーション・オープン」
 過去1年の高値からの下落率が5%以内に収まるように運用するという設定。

③アセットマネジメントOne「クルーズコントロール」
 3ヵ月ごとの改定日の基準価格から「マイナス2%」を下値目安としている。

④アセットマネジメントOne「投資のソムリエ」
 基準価格の変動リスクを年率4%程度に設定。
  
これらの投信は、今年のように相場が荒れる局面では現金比率を高めるなどで、ポートフォリオを組み替えていく。

投資初心者にとっては、リスクを抑制しながらリターンも見込めるということで、至れり尽くせりのように見えるはずだ。

3.コストにも目配せが必要

やはり注意しなければいけないのはコストである。

これらの投信は、一般的なインデックス型投信(株価指数などに連動するファンド)に比べて、信託報酬などのコストが高めに設定されているのだ。
  
国内株式投信の信託報酬の平均は年率1.42%だが、
インデックス型投信に限定すると、平均0.64%(モーニングスター調べ)。

「自動ブレーキ付」投信の信託報酬は、
①トレンド・アロケーション・オープン:1.17%
②トレンド・ナビゲーション・オープン:1.02%
③クルーズコントロール:1.51%
④投資のソムリエ:1.51%

自動ブレーキをきかせるため、当然のようにリターンはそれほど見込めない。
  
そして損失回避のためにブレーキをきかせる期間が長くなれば、運用コストが積み上がり収益が上げにくいなる。

「自動ブレーキ付」投信を選択する際は、リターンの可能性とコストをしっかり見極めた上で投資していただきたい。

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