芸術に付いての考察 《本物にしか持てない「格」の違い》③ - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家
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芸術に付いての考察 《本物にしか持てない「格」の違い》③

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それでは前回の続き、今度はロマンチストさんのパフォーマンスの感想へ♫

(^^✿

 

名古屋ご出身という、彼等のパフォーマンス全体から私が感じたのは、「やっと健康的なバンドが登場した~♫」でした。(笑)

(^^;;

 

これは私が感じている事ですが、ロック音楽の世界というのは、反社会的なものがエネルギーになって創られる作品が多い印象で、その根底に在るのは「何かへの怒り」である事が多い。

 

その中には、アーティスト本人が持つ、世の中への「捻(ひね)たものの見方」「拗(す)ねたものの見方」「恨み」「劣等感」「嫉妬深さ」などから生み出される作品も多く、人間のエグい"業"を濃厚に感じさせてもらう世界でもありますが、

 

そこにアーティスト自身の視野の狭さから来る「傲慢」「無知」という要素が加わると、どこか高圧的であったり、病的なものになって行くのですね。(※ナルシシズムも行き過ぎると病的になります)

 

それは今回拝見させて頂いたTHE SORRY ON PARADEさんやriver(ロマンチック日本代表!!!)さんから、私が窺がえた事ですね~。(※昨今の若者の感受性が乏しいのは、農薬や添加物だらけ、或いは遺伝子操作をされた食べ物と、パソコン・スマホなどの機械に囲まれた生活から来ているという説があります)

 

ちなみに今回の出演者の方達の中で、一見一番病的に見える風貌だった赤塚テレビさんですが、私は彼の創る音楽の世界からは、病的なものや拗ねたものの見方などは全然感じられなかったです。何故なら彼は「自分に対して客観的な眼を持っていらっしゃる方」という事が窺がえるからです。

 

そういう"内観"がご自身でできていらっしゃる方というのは、自分の外の世界で起きる事に対しても"俯瞰でものを観察する"という事ができるという事に繋がって来るのです。つまり彼の中身は、本当はとても大人で知性的であるという事なのです。

 

そういう方は、他者へ対しての優しさを持つ事ができるので、例え「怒り」を表現されても、それが曲に自然と反映されて来るので「下品(げぼん)」な作品にはならないという事です。

 

そしてそういう知性を、このロマンチストさんというバンドからも、私は感じる事ができました。

(^^✿

 

彼等の作る音楽には、人を元気にさせてくれる明るい波動があり、そして本当に苦労し、それを見事に乗り越えた人でなければ持てない「感謝」や「人に対しての慈しみ」、そして「自己卑下の無い謙虚さ」というものが、彼等の創る音楽に反映されておられる様に私は感じました♫ (これらの心は上品(じょうぼん)の域に入ります)

 

彼等がステージでベストを尽くし、そして感謝で目一杯楽しんでいる姿や、自分達が尊敬する先輩に対しての思いなどがトークから伺えたりする場面も多々有り、その自然さが観客のハートにも伝わって来て、私は観ていてとても気持ちが良かったです♫

 

勿論お客様は正直で、彼等は沢山の拍手を送られておりました。(ここでやっとライブらしくなった感じがしました~)

(^^✿

 

 

 

それではここからは、私の本命REGINAさんへの感想に参ります♡

(*^^*) ~ ♡

 

毎回観させて頂く度に、このバンドから私が感じさせて頂く事は、圧倒的な「格」の違いです。

 

この「格」の違いが何から生まれて来るのかというのは、以前にも申し上げた事がありますが、ボーカル・ギター・ベース・ドラムの方達がそれぞれ独立しても、各自がスターのオーラを放つ様な、そういうとても存在感のある方達で結成されているバンドであるという事から来ている部分は大きいです。

 

そしてそういう方達が、それぞれ自分の立ち位置で自立し独立しながら、一つのバンドとして素晴らしい調和を生み出しているという所が私は凄いと思います。つまり全ての方達がステージ上では互角であり、自立しながらもお互いを認め合い溶け込んでいるという、正にこれは「上品(じょうぼん)のアート」の域なのです。

 

彼等は決して観客に媚びません。でも根底にとても温かいものを私は感じるのです。そしてそれはそれぞれのアーティストの方達の心の品位というものが、パフォーマンスに現れているのだと思います。正に「王者の風格」といった表現が、とてもしっくり来るバンドではないかと私は思います。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

ちなみに、毎回見る度にファンになってしまうREGINAさんですが、今回のパフォーマンスは今までに見なかった様な、更なるクオリティを感じた私です。

 

特に今回は、ボーカルのRICOさんの変化が一番大きかった様に感じました。今までになく表情がとても落ち着いて視えたからです。これは「自分への内観が進む」と出て来る表情だなぁと私は感じています。それに比例して、この日の歌声は、今までの中でも一番響いて来た様に感じました♡

 

あと、いつも万年少年みたいに元気なギターの藤沼さんが、ちょっとお疲れの様にも感じました。(勿論彼はプロなのでパフォーマンスに関しては全く遜色なく、そんな事に気付いていない方の方が多いと思います)

 

彼はこの所かなりお忙しく、殺人的なスケジュールが続いている様なので、そのお疲れがちょっと出たのかもしれませんね。できるだけ長くギターを弾き続けて欲しい一ファンとしては、あまり無理をし過ぎない様にされて欲しい所です。(天才と言えども、人間ニャのだ!)

✿_(_✿_)_✿

 

 

 

…と、以上、私の主観による今回のライブの感想レポートでございました~♡

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

 

 

「愛」(1895年) GUSTAV  KLIMT(1862-1918年)

《ウィーン市歴史博物館》

 

クリムトの描く絵は、どれも「上品(じょうぼん)」なセクシャリティを感じさせます。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

ちなみに、色気というものにも「上品(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)」が有りますね~。

人格が上品(じょうぼん)になるほど、直接的な表現より間接的な表現の方にセクシーさを感じる様に成って行く様です。それは触れ合わずとも、感じ合えるからですね!(これは芸術を理解する感覚と一緒です♫)

(*^^*) ~ ♡

 

 

 

 

 

 

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カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年