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伏見稲荷は商売繁盛の神様です。
二年前から外国人観光客に
一番人気の場所になり
この日も沢山の人が参っていました。
男女共着物姿でそぞろ歩き、、
言葉は異国のもので、アジアの方が
やはり目立ちます。
皆、千本鳥居で記念撮影です。
登りは美しい鳥居が並び、
なかなかの風情ですが、
下りは奉納された企業名や個人名が
デカデカと目立ちます。
この光景も日本らしいのでしょうか。
京都駅から伏見稲荷に向かうタクシーの
中で聞いた話です。
伏見稲荷の土地は元々が
近くの藤森神社の敷地だったそうで、
秦氏により伏見稲荷がまつられる事に
なった時に、藁一束で囲める土地を
貸してあげるとのことになったそうです。
そのときの借用期間が
十年だったかどうか、
今でも返してないのは、
一筆加えて「十」が「千」に
なったんと違いますか？と。
それから借用書は「壱・壱拾・百・弐・
参」を用いるようになったとのこと。
伏見辺りの住人は藤森神社の氏子で
伏見稲荷の氏子は京都駅の北側に
住んでるんですよ、と。
藤森神社のお祭りの時には、御神輿が
「土地返せ！地所返せ！」の掛け声で
伏見稲荷の中までねり歩くそうです。
おもしろいですね〜。
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このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- （広島県 / 建築家）
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
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