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反復性うつ病の患者さんへの行動記録による再発予防の試み

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早期発見・早期治療

京都大学医学部 古川壽亮教授 を主任研究者とした「反復性うつ病の患者さんへの行動記録(iPhoneのくらしアプリとウェアラブル・デバイスを用いる)による再発予防の試み」という臨床研究に協力することになりました。

これは古川教授によるこれまでの臨床研究の歴史の流れに沿うことなります。2009年、「MANGA 研究」 という世界中の精神科医を驚かせた臨床研究に端を発します。これはいくつものSSRIやSNRIの有効性と忍容性をメタ解析したものでした。結果、エスシタロプラムとセルトラリンがとりわけ優れていました。

次に「SUN-D研究」が行われました。うつ病治療のセカンドラインとして、セルトラリン50mg、セルトラリン100㎎、ミルタザピンへの変薬または増強といった無作為割付を行い結果を判定するのです。現在、結果がまとめられています。

薬物療法に抵抗性を生ずる場合、認知行動療法(CBT. Cognitive Behavioral Therapy)がまず推奨されます。しかし治療者は充足されているとは言えませんし、これからのIT社会の発展を考え、スマートフォンを用いたCBTが考案されました。これが、薬物療法抵抗性大うつ病に対するスマートフォン認知行動療法と抗うつ剤併用療法の無作為割付比較試験、 FLATT Project. Fun to Learn Act and Think through Technology です。

そして、このたび再燃・再発される患者さんに対する「早期警告サイン」を読み取るため、行動記録を、ITを用いて記録する試みが行われようとしています。具体的には「くらしアプリ」という iPhone のを持っているだけで「位置」「歩数」「動作」を自動的に採取してくれ、本人の記録とともに半自動的に活動記録が簡単に作成されます。さらに、「シルミー」というリストバンド型ウェアラブルデバイスを装着していただくことにより、消費カロリー、歩数、脈拍、体温、会話量、外出時間(紫外線量)、睡眠時間なども測定されるのです。反復性うつ病でお悩みの患者さんにおかれましては、主治医よりお声かけさせていただくことがあるかもしれませんが、ご自身はもとより、社会貢献として、ご協力のほど、よろしくお願いします。

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