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鉄筋コンクリート造５階建の賃貸マンションです。
敷地形状が道路に対し斜めに奥まっていくことより、
そのまま敷地を尊重し建物の形を考えるとバランスに違和感が生まれると
考えられた為、目の錯覚によりバランスを保てればと曲線を使用し設計しました。
仕上げはコンクリート打放しです。
よって非常に高い施工技術が必要とされました。
コンクリートを打設している時の現場監督をはじめとする
作業員の方々の真剣な眼差し、掛け声、俊敏な動き、
あの緊張感は各現場ごと私の心にいつまでも深く残ります。
出来上がりのコンクリートの肌は美しく、作業に参加された方々には
設計者として強く感謝をしています。
そして、今回のようにそう思えた建物を設計および監理業務を
ご依頼して下さったクライアントにお引渡しが出来た時、
物造りにたずさわる一人として
心の底から幸せを感じさせていただけるひと時となります。
