- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
かんがえようかいでの質問の仕方
「かんがえようかい」
流行りの妖怪ウォッチに「考える妖怪」がいないと聞いてひらめきました
公立の小学校で月1回土曜日午前中に開催している
教育委員会開かれた学校づくり協議会でのボランティア活動です
恕学アカデミーでは「道徳を考える」を展開していますが
2013年の『教育のためのTOC』シンポジウムで発表の
「道徳をTOCfEで紐解いた」の授業をした小学校で展開しています
『かんがえようかい』では「相手の身になる」の実践の場として
恕学アカデミーの研究でもあります
以下は昨年の考え妖怪での質問の仕方に使ったものです
TOCfEのCLRを少しアレンジしました
小学1年生の「懸念」の検証は
魔法の言葉で読み上げた時
「う〜ん、なんか足りないな」
「う〜ん、なんか変」
これが出発点になりました
Category of Legitimate Reservation」という質問の仕方がありますをアレンジして作成しました
CLRでチェックする際は、順番が大事です。
付箋のなかの検証が明瞭性と存在の懸念です。
↑に関しての検証が因果の懸念と十分性の懸念です。
【付箋の中の文章についての検証】
始めにに『明瞭性の懸念』について考えます。
書いてあることが、そこにいる皆に同じように理解されるかの検 証です。
主語・述語・目的語の不足を補います。
最後まで言い切っていないところを見つけます
〜の件。〜のこと。体言止め(例えば「夢の実現」のような書き方)
質問の仕方例
「誰が◯◯したのですか?」
「何を◯◯したのですか?」
「誰に〇〇したのですか?」
「◯さんがしたことですか?それとも
◯さんが思ったことですか?」
「夢の実現が?どうなるのでしょう・・・」
次にすることは、『存在性の懸念』です。
一般性・抽象性をただすための検証です。
①一般性
質問の仕方例
「大半・いつも・みんな・普通は・・・・って、
もう少し詳しく言うと、どのくらい のことですか?」
②抽象性
質問の仕方例
「もう少し、皆がわかるような具体的な言い方はありませんか?」
「この◯◯という(抽象的な)言い方はいつでも◯◯だと言えますか?」
【因果関係↑に関しての検証】
はじめは、『因果の懸念』です
下の付箋の事象から上の付箋の事象を引き起こすことができるかの検証です。
質問の仕方例
「魔法の言葉『もし〜ならば、結果として〜』で読み上げて
皆が「『うん』とうなずけましたか?」
「モヤモヤしてないですか?」
次は『十分性の懸念』です
下の付箋のことだけで必ず上の付箋のことが起きるかの検証です。
質問の仕方例
「この↑の関係に成るためには、他の原因はないですか?」
「この原因だけで必ず、上のような結果になりますか?」
子どもたちにも大人にもこのような言葉掛けをしています。
参考にして頂ければ幸いです。
十分性の懸念のとき、原因は3つに留めることが大事です。
これは本部の理事さんに教えていただきました
これ大事です
2015年7月10日 12:21
授業風景
2013年の『教育のためのTOC』シンポジウム「教え方がわかる 道徳の授業の進め方」
https://www.youtube.com/watch?v=mcT-aU7ujIY&feature=youtu.be