医療保険よくある勘違い - 保険選び - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
株式会社FPソリューション 
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:保険設計・保険見直し

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医療保険よくある勘違い

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保障が一生涯の医療保険を選ぶ上で、よく勘違いしているのが保険料の支払い期間です。
多くの保険会社では支払方法が2通りあります。

1つは、
一生涯保険料を支払っていくもの。・・・?
もう1つは、
ある一定年齢まで保険料を支払ったら、その後は保険料を支払わなくても保障が一生涯続くというものです。・・・?
たとえば、60歳まで保険料を支払ったら、保障が一生涯続くものなどです。

? と ? を比べると一見?のほうが、老後に保険料を支払わなくていいので安心であり、
よさそうに思えます。
しかし、支払う保険料は?のほうが高くなります。年齢にもよりますが、保険料の総支払額が逆転するのが、70歳前半になります。よって?は保険料の先払いになるということです。また、医療保険の保障が一生涯のものは、保険期間が長期になるのでインフレリスク(物価上昇リスク=貨幣価値の減少リスク)があります。
それを考えると?のほうがインフレリスクにある意味では対応しています。
物価が上がって貨幣価値が下がれば、入院日額の価値が下がります。
そのときに
?では支払っている保険料の価値も下がるので仕方ないという気がしますが、
?では先払いしますので大損したという気分になりますね。

インフレ(物価上昇)が起きなければ、?でも良いでしょうね。

保険は、長い期間の保障を考えます。そうするとどうしてもインフレリスクというリスクが発生します。
死亡保険ですと変額保険がインフレリスクを考えて作られている商品がありますが、医療保険は、インフレリスクを考えて作られているものはありません。
今後出てくることを期待したいですね。
インフレリスク対応の商品ならば、短期払い(?)のほうが良いでしょう。
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