Q信託受益権売買の流れはどの様になっておりますか?普通の所有権売買と別にコストがかかりますか?
A信託受益権の売買に関しては特別なコストは必要ありません。むしろ売買契約の印紙税が200円になる等コストは削減されます。
流れとしては以下のようになります。
1.銀行ローンの内々定を受ける
2.売買金額の詰めを行う
3.信託受益権の契約書の作成を行う
4.銀行ローンの内定を受ける
5.信託受益権の事前説明を受けて契約書を締結する(例11月25日)
6.銀行ローンの契約を行う(例11月27日)
7.司法書士に全てチェックさせて問題なければ銀行のローンの実行手続きに入る(例11月28日)
8.信託受益権の決済を行う(例11月28日)
9.信託受益権の信託契約の解除を行う(例11月28日)
10.信託から出された不動産の所有権登記を行う(例11月28日)
簡単に言えば以上の手続きになります。通常と異なるのは書類の種類が多いという事と手続きが何段階にも分かれている事です。ただ、司法書士が全てチェックしますし銀行もチェックします。信託銀行は個人顧客もしくはそれに類する法人とのトラブルを極端に嫌いますので非常に保守的な手続きを経て最後まで到達します。
2,3年前にファンドが購入した物件を信託銀行に入れる際には2箇所のデューデリジェンス(最低2か所の不動産鑑定士から評価を得て)を経ています。信託銀行内の不動産鑑定士等がその後チェックをして問題のないと思われる物件を入れる様に選択しているので物件周りのリスクはかなり精査されていると思います。書類がそろっているケースが多く検査済書等もありむしろ借り入れる際の銀行の審査はスムーズに進むかもしれません。
弊社は信託受益権売買の登録もしてありますのでご相談ください。
「第二種金融商品取引業」関東財務局長(金商)第2067号
http://minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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