【脳を解き放つカナダホームステイ】ー Unplugging a student’s brain - 海外留学・ホームステイ - 専門家プロファイル

Super World Club 代表
カナダ留学専門家・英語教育者

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:海外留学・外国文化

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

【脳を解き放つカナダホームステイ】ー Unplugging a student’s brain

- good

  1. 人生・ライフスタイル
  2. 海外留学・外国文化
  3. 海外留学・ホームステイ
科学に基づいた心理学から

2017春、壮大なことを企画しています。

大切に教えて来た日本の生徒たちがカナダにやって来ます。


そこで待っているのは、今まで日本社会・日本教育にガチガチに繋がれていた脳が自由になる驚きの時間です。


どんな時間を過ごし、どんな変化を体験するのか、脳科学から紐解いてみましょう。


Pre-Stage: 成田から9時間のフライトを終えた生徒たちがカルガリー空港に降り立ちます。


もちろん、みんなの手にはスマートフォン。

機内でゲームをしたり、音楽を聞いたり大活躍したはずです。

到着後は、早速空港のWIFIに接続し親に「着いた!」報告。


クラレスホルムに向かう車の中でもパシャ・パシャ、スマホのカメラ音が止まりません。

まぁ、黙って見ていましょう。


長い授業、山のような宿題、囚人のような部活から少しでもほっとするのは、恐らくスマホをいじっている時。

そんな習慣がカナダに来てすぐになくなるわけないですからね。


実は、スマホをいじるという逃避行動そのものが「脳の自由」を束縛している大きな要因であることに、生徒たちは気がついていないようです。


Stage 1: 大平原の町にやって来ました! 静かな小さな町を取り囲むのは360度広がる地平線です。


新しい環境に脳が大いなる刺激を受け始めます。

そこでスマホを手に取ってパシャパシャはやめにしましょう。

折角刺激を受けた脳が元に戻ってしまいます。


スマホはスーツケースの中に閉じ込めて、町に出て歩いたり、町の人と話したり。

ホストと一緒に買い物や夕食の準備。


え?

写真が撮れない?


あのね、遠路はるばるカナダに来たのは「後で写真を見る・見せるため」ではないでしょう?

カナダでしか感じられないその瞬間を生きるためでは?


大丈夫。

今回の試みはよ〜くホストに説明してありますから、ホストがいっぱい写真を撮っておいてくれますよ。

Machiko & Robert もカメラマンとして大活躍しますから。

あとでとびきりの写真たちを共有しましょう。

生徒はスマホ不必要です。


Unplugging(脳を電源から抜くこと) Stage 1 完了。



Stage 2: さぁ生徒たちの脳がざわざわし始めます。


今まで慣れ親しんだスクリーンが側にありません。

スマホのスクリーンを見続けていた眼が必死で何かを探し始めます。

「じっとみつめる」対象を求めて。


そこで登場するのが「本」です。


学校にも通います。

そこで待っているのは明るい大きな図書館です。

カナダの子供たちが一体どんな本を読んでいるのか、じっくり座って読んでみましょう。


ホストの家にも本がいっぱい。

夕食後、リビングのソファに座って読んでみましょう。


そのうちどこに行くにも本が手放せなくなりますよ。

日本でスマホを手放せなかったように。


脳が音を立てて変わろうとしています。



Stage 3: カナダステイに一緒に来た生徒同士で色んなことが始まります。


今まですべて受け身で勉強させられ、受け身でスマホに遊んでもらっていた生徒の脳が、前を向いて活動始めます。

考えもつかなかった遊びを思いついたり、自分たちでその日の予定を決めて動き始めたりします。


もめることもありますし、お互いに文句も出てきます。

スマホは文句を言わなかったですけどね。


感情的になってくるのもこのStageでしょうね。

ホームシックも出てくるかも。


今までガチッと固定されてしまっていた脳の回路が消え、新しい通路ができ始めるStage です。

感情を操る脳の部分が油断してしまうことも多々起こります。


この時にとてもとても必要なのがMachiko & Robert の存在です。



Stage 4: 退屈し、動きが乏しくなり、あんなに興奮した新しい環境への反応が鈍くなります。


日頃慣れ親しんだスマホの刺激が突然なくなり、それを補うために大活躍をしていた脳にも、さすがに疲れが出てきます。


町に出るのも億劫。

学校体験も、休もうかな〜。

ホストと英語を話すのも少々疲れ。

食事も余り楽しみではなくなって。。

本もそこに置いたままになって。。


すべてがゆ〜っくりになります。

脳が休んでいます。


脳が休んだら自分も休むこと。

これが大切。


Machiko & Robert が見守ってますからね。



Stage 5: 脳が Reboot され、よみがえります。


食欲旺盛になり、カナダの食べ物をぜ〜んぶ食べたい!モードになります。

普段食の細い生徒もしかり。

(みんなで Dairy Queenにバナナ・スプリットを食べに行こう!)


身体が必要とするエネルギーが変わったみたいに。

なぜ、身体が急に追加のカロリーを求め始めるのでしょうか。


脳は普段、身体が休んでいる状態でも、身体が取り入れたエネルギーのなんと!20% を消費します。

(Basal Metabolism)


Reboot された脳のおかげで、今まで使ったことのない脳の部分が自由になり、大活躍を始め、大量のエネルギーを必要としている証拠でしょうね。

一体何%使っているのか気になります。



Stage 6: スマホにだまされ続けた脳がやっと本物の刺激を理解し始めます。


今までの人生で感じることのなかった楽しみ、面白さを理解始めます。

そこから初めて本当の意味で、脳が学習モードに入り、自分を成長させていけるわけです。


自分の周りにあるものを全く違う目で感謝出来るようになっていきます。



残念なことは、このStage で生徒たちは日本に帰ります。

また、前と変わらないガチガチの日本社会・教育に戻っていきます。


せっかく自由になった脳も、また電源につながれて、せっかく出来た新しい回路が次第に消えて行きます。

スマホに戻ります。

直感的にその衰退を感じ取った生徒たちは親に「カナダに留学したい!」と言い出します。


いや、生徒ではなく、生徒の脳が叫んでいるのだと思います。

ただ、単に「カナダが楽しかったから」などという安っぽい感情で言っているのではないことを、親のみなさんは理解してあげて下さい。


脳が自由を欲しがっているのだということを。

それをまた無理やり閉じ込めたら、生徒の脳は2度と自由になるチャンスを失くしてしまうかも知れません。


Stage 6 で日本に戻ってきた生徒の話を、一緒に自由な気持ちで聞いてあげて下さい。

頭ごなしに否定だけはしないで下さい。

親が経験していないことを、生徒は知っているんですから。


そして、その後は?

生徒の脳は、自分に何が一番大切なことは何なのかを判断出来るようになっていると思いますよ。


Come Join [Canada Program 2017]! 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(カナダ留学専門家・英語教育者)
Super World Club 代表

カナダ留学・ボランティアにいらっしゃい!

カナダ高校留学・大学留学・大学院留学・政府認証ボランティア体験のカウンセリング及びサポート。 Canada 在住。Big History Project 指導 (カナダよりオンラインにて)

カテゴリ 「科学に基づいた心理学から」のコラム

このコラムに類似したコラム

カナダの日常を普通に過ごすホームステイ - カナダ時間の旅 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2015/04/10 14:53)

「どうしても留学したい!」 - なぜですか? 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2014/07/14 14:13)

中高校生が英語圏でのホームステイに参加することの是非 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2014/04/13 16:49)

カナダの大学でパイロット資格 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2017/10/19 05:04)

カナダのオンライン大学Athabasca University 大澤 眞知子 - カナダ留学専門家・英語教育者(2017/10/09 08:32)