「早急に売却しなければいけない。」
「物件の規模が大きすぎて一般のお客さんから買い手を探すのは難しい。」
「瑕疵があるのでまともに売却できない。」
そのようなときは、不動産業者に買い取ってもらうこともひとつの方法として考えてみましょう。
不動産業者に買い取ってもらう「業者買取り」のメリットは、早期の売却が可能なため、いつまでにいくらお金がもらえるか計算できることや、瑕疵担保免責などにより、引渡し後の不安をなくしてくれる場合もあるなどが挙げられます。
しかし、「買取り」と聞くと、買い叩かれる!と抵抗感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
買取りを行う不動産業者は、「物件を安く仕入れて、付加価値を付けて高く売却する」ので、一般的に、買取り価格が低いのは当然といえます。
それでは、「買取り価格が相場より低い」といってあきらめた方がよいのでしょうか。
買取りを行う不動産業者は一社だけではありませんから、信頼できる不動産仲介会社の担当者に「低い買取り価格の中での最高値」を見つけてもらいましょう。
物件によっては、一般のお客様以上の価格で買ってくれることもあります。
「業者買取り」においては、「買取る不動産会社」も、そしてその不動産会社を探してくれて仲介をする「不動産仲介会社」も会社の規模などは、ほとんど気にする必要はありません。
また、自社で買取りを行っている不動産仲介会社もありますが、買取り専門の不動産会社と比べて買取り価格が低めな会社もあるようです。
この場合、単純に仲介手数料が発生しないからトクだと考えるのではなく、最終的な手取り額はどうなのか、諸条件はどうなのか総合的に判断するべきでしょう。
CFP®・不動産コンサルティング技能登録者 永田 博宣
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