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閲覧数順 2017年10月17日更新

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日本の若者に気がついてほしいこと「イギリスの末路=今の日本です」

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外国から見た日本

イギリスのEU離脱で世界が大きく揺れています。

世界の経済が大打撃を受けるだけでなく、現代民主主義を形つくって来た前提も大きく傾く可能性があるからです。

 

50代以上の年取った世代が、自己の利益のみ考えて投票した!

ー自分の国が世界で一番優れている〜

ー外国人を入れるな〜

ー異なるものには嫌悪感〜〜

 

このような非合理的で歪んだ考えは、長い長い歴史の中で人類が葛藤をくり返し、消えて行ったはずなのに。

「自分の国を強く安全に!」を唱えて被害妄想に走ると、どんな結末が待っているかは、今世界経済に起こっていることを見れば火を見るより明らかなのに。

 

あ!

アメリカのトランプも「アメリカを強く安全に!」と叫んでる。

そうそう。

 

ですが、もっと近くに目をやりましょう、日本の未来に希望が持てない若者のみなさん。

日本は、イギリスのような国民投票など必要ないところにいます。

EU離脱して排他・利己的な国家主義の夢を見るとこんなになるよという実例が、日本だからです。

 

日本社会の根底にあるのは「日本が一番優れていて、外国人を入れたくなくて、異なるものには偏見」ですよね。

それに根付いた国の政策、社会の有り様は正に、今イギリスが直面しこんなになる〜と狼狽している状況そのものに見えてしまいます。

 

どこが似ているのか分析してみました。

 

1. イギリスの国民投票の結果は、50代以上の「自己利益」に走った自分勝手な投票に大きく左右されました。

 

自分たちの未来に希望が持てなくなるような選択はしたくないと、必死の若者の意見は、年寄りの身勝手さ飲み込まれてしまいました。

 

日本の選挙もしかり。

圧倒的な数を誇る年寄り世代にこびる政策しかない選挙に、その圧倒的な数の年寄り世代が

「自己利益」で投票して来たのが日本の現状です。

 

7月の参院選挙も同じ。

数では50代以上にはとてもかないません。

 

2.合理的な理由のない、感情的な「移民嫌い」がイギリスの国民投票を大きく左右しました。

 

「労働力が国境を超えて自由に移動することは、経済高揚の大きな原因となる。」ことは研究データからも明らかなことなんですがね。

 

New York Times も嘆いているように「証拠が投票するのではなく、人間が感情で投票するからこんな結果になった。」わけです。

 

移民には完全に嫌悪感状を持っている日本の政策も同じだと思います。

たくさんの優秀な移民が入って来たために国がどんどん豊かになっている国の事例、例えばカナダなど、を全く無視した感情的に嫌悪感ですね。

移民のプラスもマイナスも感じたことがないくせに。

偏見も甚だしい。

 

面白いことに、イギリスの国民投票、EU離脱賛成票が一番多かったのは、イギリスの中でも移民労働者がほとんど入っていない地域で、経済も停滞しており賃金も低迷しているところでした。

(British think tank, Torsten Bell)

 

移民労働者がほとんどいなくて、経済効果が及ばないので経済停滞、賃金低迷。。。

あれ?

どこかの国の話しみたいですよ。

 

アメリカのトランプもまさしく「嘘の情報、感情」の塊です。

New York Times によると、2010年以来メキシコからの移民はゼロなんですが「メキシコ国境に塀を作る!」スピーチが喝采を受けています。

まるで「移民排斥!」が他のすべての問題を解決してくれるかのように。

 

日本も「嘘の情報、感情」では負けてないかも。

経済停滞、賃金低迷はもちろん。

内向き政策を選ぶとどうなるかの見事な実例です。

 

 

3. Globalization をまるで天敵のようにみなしたイギリスの国民投票。

 

一国だけが内向きに舵をきっても、Globalizationを世界から消し去ることは出来ません。

世界中での人の移動はますます流動的になりGlobalization に付いて行った人と、置いてきぼりになった人との経済格差は広がります。

 

移民を止めることで仕事が戻り、賃金が上がり、自分たちだけの生活が安定するなどと、空希望を持って投票した人たちはこれからえらいことになります。

もっと深刻な変化を乗り越えることが必要となり、それには大きなストレスがかかり、更に不安定な社会で暮らすことになります。

 

国民投票をしなくても、とっくにGlobalization に背を向けている日本では、社会的・経済格差が大きな問題となっています。

それを解決するには劇的な変化が必要なはずですが、今回の総選挙公約を読んでも、政治にはそんな気はなさそうです。

 

勇気がないだけかと思っていたんですが、実は問題解決能力がないことがわかってきました。

 

結果、日本の若者は毎日大きなストレスを背負い、将来への希望を失ってしまっています。

 

 

4. 驚くべきことにEU離脱派のリーダーたちは、実際に起こった雪崩のような危機的現象に対処する方法への準備がなく、右往左往しているようです。

 

即決して前に進まなければならない状況が目白押しの中、公約を反故にしたり、未来への希望的展望を後退させたりし始めました。

 

リーダー達のことばを信じて投票した人たちの不安にも答えることが出来ないリーダーたち。

 

日本の若者が抱く将来への不安を理解していないリーダーたち。

不安をもたらす疑問への、ひとつひとつ具体的、現実的な説明が出来ないリーダーたち。

 

リーダーたち自身も、日本の危機的現象にどう対処したらいいのかわからず、右往左往。

ずっと続いていますね。

 

イギリスの人たちは日本をもっとよく観察してから国民投票すればよかったのにね。

 

 

 

今回のEU離脱に関してのイギリスの若者の嘆き。

 

「私達若い世代には、経済が成長していた親の世代のような人生は想像出来ない。 なのに、今回の結論に大喜びしている親世代。 この決定が私達若者の将来をどんな混乱に落としいれてしまうのなど全く気がついてもいない。 雇用、労働者の権利、環境、経済に一体に何が起こっていくのかを考えると、恐ろしい気分だ。」

(New York Times より)

 

「EU離脱推進派は『大英帝国の栄光を取り戻す』という時代錯誤の妄想に駆り立てられていた。 若者はそんな妙な『英国人』的妄想は持っていない。 ヨーロッパ全体を理解し、自分はその中にいるヨーロッパ人だと思っている。」

(New York Times より)

 

日本の若者の声に置き換えてみましょう。

「私達若い世代は、経済が成長していた親の世代のような人生は想像出来ない。 なのに、何も変えようとしない親世代。 その『自分勝手』が私達若者の将来をどんな混乱に陥れているのかなど全く気がついてもいない。 日本の雇用、労働者の権利、環境、経済を見ると恐ろしい気分が。」

 

「大人たち、リーダーたちは『日本を取り戻す』というスローガン通りの時代錯誤の妄想に駆り立てられている。 若者はそんな妙な『日本人』的妄想は持っていない。 世界全体を理解し、自分はその中にいる世界人になりたい。 ただ、この国の教育社会環境では、どうしたらそうなれるのかを考えるすべを知らないまま大人になってしまった。」

 

 

日本の若い人たち。

閉じこもっていないで、どんどん外の世界に出て行くこと。

 

「自己利益」に走る年寄り、大人、親世代の言うことは聞かないこと。

 

外に出ること。

必ず何かが始まる。


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