http://www.rinpa2008.jp/
金曜日の夜は20時まで開館しているので、3歳の息子を早めに保育園に迎えに行き、
電車で行きました。
17時に着き、嫌がる息子を抱っこしながらの鑑賞でしたが、さすが国立博物館だけあり、
作品の多さと展示スペースのゆったりさ、そして何より展示されている作品がどれも国宝や重要文化財級のものばかり。
中でも驚愕の思いで眺めてきたのが、4枚の「風神雷神図」です。
これは<俵屋宗達→尾形光琳→酒井抱一→鈴木其一>と琳派の画家によって描き継がれてきた琳派の象徴的な図です。
この4枚がほんの3週間の期間だけ一堂に会して鑑賞することが出来るのです。
ものすごい迫力。
あの4枚を見比べることが出来るのです。
どれも見ごたえがあるのですが、その中でも私が好きなのはやはり尾形光琳のもので、これは絵画の中にさし色として「真紅」を使っているので、他のものより目を引くのかも知れません。
むずかる息子(13キロ)を抱っこしたまま、尾形光琳の「燕子花図屏風」や本阿弥光悦の赤楽茶碗などを見てきました。
息子にしてみれば大人ばかりの薄暗い場所で、誰も話をしていない、なにやら薄気味悪い絵を見ている、という感想でしょう。
でも、ママが美術館にいる間じゅうに言い続けれいた
「こんな良いもの、今を逃したら一生見れないかもしれないのよ!」
という言葉の意味をいつかわかってくれたらと願っています。
美術館に付き合ってくれたお礼に、帰りに東京駅で新幹線を見てきました。
新幹線が発着するたびに、大きな声でキャッキャ、キャッキャしていました。
やはり、まだこちらの方が良いのよね。。。納得。