運動指導者になるハードル。

こんにちは。

札幌でパーソナルトレーナーをしている田中宏明です。

おかげさまで、7年ほど前から
指導者の養成というものに携わらせて頂いております。

専門学校での非常勤講師
ストレッチポールを使ったコアコンディショニング
ピラティスインストラクターの養成
パーソナルトレーナーの育成

先生と学生という立場で、
関わらせて貰えた子達も含めると
述べ人数は数えられません。

300人以上はいるでしょうか。

人を養成・育成する立場に携わらせていただく上で
ここ数年、必ず口にしている言葉があります。

「運動指導者になるハードルはとても低いから誰でもなれる」

・トレーニングの経験がなくても
・専門学校や大学で勉強していなくても
・体の知識がなくても

「私、トレーナーです！」と名乗ったその日から、その人はトレーナーです。

ウエイトトレーニング愛好家の方や、最近だとベストボデイの影響もあり、

「自らの体を逞しく・美しく作り上げた」→その経験を人に伝えたい→トレーナーに。

という流れも全国的に多いです。

ボディビルやベストボディに出場される方々を
私は心から尊敬します。数日の努力では作れるものではありませんからね。

インストラクターなのに体型がだらしない
トレーナーなのにトレーニングをしていない

絶対の義務ではないですが、
それを当たり前とする人たちがこの業界にはたくさんいます。
（当たり前としない人たちもたくさんいます。。）

食事も、砂糖や添加物や甘味料たっぷりなものばかりだったり、
平気でコンビニやファーストフードを主食にしていたり。。
健康に携わりながらも、身を削ってしまっている人も多いです。

運動指導者になるハードルは低いと表現しましたが、
必ず、次の言葉を付け加えます。

「続けるハードルは低くはありません。プロとして必要なことを
当たり前にし続けることが出来る人は、たくさんの方に貢献出来ます」

と。

運動指導者は運動の専門家です。

大工さんが家を土台から作れるように、
トレーナーは、土台から体を作るアドバイスが出来るべきです。

「税のことは苦手なんです～」という税理士さんに、
お願いしたいと思いますか？信頼できますか？

なのに、解剖学を勉強しない・苦手とする運動指導者は沢山います。
根性論や経験則だけで、問題を解決しようとするケースもあります。

※ときとして根性も経験も非常に大切です

人様に教えるということをさせて頂く以上、
自分が口にしている情報、提供しているエクササイズに責任を持ち、
学び続けることが出来る人が、運動指導者として求められる人財だと
続ける資格がある人だと

私は信じています。

運動指導者としての始まりは、未熟で当たり前です。
なれるハードルが低いのですから、一人前になるまでは数年かかります。

出来るだけ多くの方が、身近な人のために、大切な人のために、困っている人のために、
「運動を教えたいな♪」と思って下さると嬉しいです。

生涯を通して学びを続けることは忘れずに、
謙虚に、そして常に向上心を持って、運動指導者としての道を歩んで欲しいなと思います。

私はそう歩み続けます^ ^