- 片平 信弘
- 院長
- 東京都
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
片平歯科医院虎ノ門”インプラント・矯正センターの片平です。
毎日多くの患者さんにお越し頂きありがとうございます。
そしてクリックありがとうございます)
う蝕や歯周病の直接的原因でもあるプラーク、いわゆる歯垢ですが、
それを除去するためのプラークコントロールを含む口腔管理はとても重要です。
歯科医師からの治療を受けるだけでなく、自分の健康は自分で守ることのできるように、
患者さんにはブラッシングなどのセルフケアを身につけていただきたいと考えています。
こちらの女性の方は、歯並びもとてもキレイで良く磨けています。
歯ブラシの時に血が出るとのことですが・・・
下の歯の内側の写真を撮ってみました。よく見ると歯の根元側1/3くらいに磨き残しがあり、
歯ぐきも赤くなっています。これは残っている歯垢が原因で歯肉に炎症が生じているためです。
患者さんには適切な(または効率の良い)歯ブラシ方法やその方にあった歯ブラシの選択方法
をご指導させていただいています。
ここまでご覧になって、「ふ~ん、そんなことやっているんだ~」と思われるかもしれませんが、
これがなかなか大変で・・・患者さんに上手く伝えるのは本当に大変なんです・・・・。
コミュニケーション能力はもちろんのこと、説得力のある資料(この場合は写真)も大切です。
しかし、まずはじめに主訴(痛い・腫れているなど)を解決しないと(当然ですが・・)話を聞いてくれません。
病因を説明し、目標を決め、歯科医師または歯科衛生士さんと患者さんといっしょにゴールを目指します。すなわち、初診時の歯周病検査の結果をもとにスコア化されている各種検査値数値と比較しながら、いっしょにゴールへ向かうのです。歯ブラシの選び方もノウハウがあります。歯肉の厚み硬さ、炎症の有無、などで歯ブラシも治療がすすむにつれて変わっていくのです。
以前は院長である私が、一連の資料取りからコンサルまですべてやっていましたが、
今は歯科衛生士さんが行っています。
初診時、このような歯石が本当にたくさんあるケース。
若い衛生士さんだと、えいや~!っと超音波スケーラーで一気に除石してしまいたい衝動に駆られるでしょう(笑)。でも、いきなりゴリゴリ取ったら大変なことになる場合があります。
正解はたくさんあると思いますが、患者さんがどんなお気持ちで歯科医院の扉をたたいたのか考えれば、乱暴なアプローチは出来ないはずですよね~。
我々は専門家としてのフォトグラファーではありませんが、歯科医師・歯科衛生士そして歯科技工士が必要な資料を「精密に」「正確に」記録することを心掛けています。
そして説得力のある(わかりやすい)または規格性のある(時系列で比較できる)写真が患者さんへ治療状況を正確に伝え、モチベーションアップにつながることを願っているのです。
レントゲン写真も同じなんです。キレイに正確に!です。亀岡重雄先生のご指導で当院のレントゲンクオリティーは本当に上がりました。
下の歯4本とも黒い病変が確認出来ます。こういう写真は意外と難しいんです。
この写真は一番右のはの根の先に白い器具が入っているのが見えます。同じ歯のを角度を変えて
撮ると、どの根のどの部分にあるかはおおよそ見当がつきます。レントゲンでも良く見えると思います。
根の治療を開始し、根管をキレイにしながら根の先の器具を取りにかかります。術中のレントゲンからいったん奥まで行ってしまいますが、Y先生やS先生の話を思い出し、すぐ除去することが出来ました。
術前の写真と比較し除去できていることがわかります。
最近ずっと思っていることですが、本当に根管治療ってむつかしいと思います。
日々本当に集中して仕事に臨まないととてもやっていられません(汗)。
顕微鏡とNiTiファイルと超音波があれば力業で治るようなことは決してなく
とてもとても奥の深い世界だと、臨床20年、顕微鏡を毎日覗いて15年目にして感じています。
○○セミナー年間コースを受講した卒業5~6年目の歯科医師とか、顕微鏡買ったばかりの先生がポッと出来るような甘い世界では決してないのです。たぶん・・・なかにはスゴイ方もいるとは思いますが。。。
一般の人間(凡人)が出せる回答を一般解とすると、特殊な人間(天才)が出せる結果を特殊解とします(微分方程式ではありません)。凡人である私は泥臭い努力の結果、だいぶ歯科医師として解決できることも多くなりましたが、ごく一部の才能に恵まれた歯科医師だけができる一生追いつくことが出来ない世界があります。でも、これからも勉強を続け、努力を欠かさず頑張って行きたいと思っています。
ところで今年からはじめました唾液検査ですが100例を超えました。
培養器もフル稼働中です。
データも集計中ですが、平均値・中央値・標準偏差もそろい傾向がだいぶつかめてきました。
結果を基に介入した患者さんの2回目の結果が1回目と比較し有意に改善されるか楽しみです。
GWですが、4月29日(金)、5月3日(火)~5日(木)まで休診とさせていただきます。
☆★ お願い・お詫び ☆★
歯の悩みは患者さんご本人様にとって深刻なのは承知なのですが、
電話での無料相談などは、当院では行っておりません。
お電話で1時間近くお話しされるかたが、いらっしゃいますが、
受付・診療業務が止まり予約診療に支障がでてしまいます。
ご理解とご協力をお願いいたします。
少ないスタッフと医師でやっておりますが、
なかなか予約の取りにくい状況が続き申し訳ありません。(ヒマなときもありますが・・・。)
本当に申し訳ありません
また、ご希望の時間帯によっては混雑が続き、
ご通院の患者さんにはご迷惑をおかけしております。
今後、改善できるよう、一層気を引き締めて業務にのぞみます。
予約状況は刻々と変わりますので、急なお痛みの場合は、お電話いただけますと大変助かります。
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お越しの際は、電話にてご連絡をいただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。。
片平歯科医院虎ノ門インプラント・矯正センター
Tel 03-3431-6090
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