- 藤崎 葉子
- 株式会社サクセスボード キャリアカウンセラー
- キャリアカウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
結婚が決まったタイミングで
ちょっと不本意な異動となってしまい、
その後のキャリアを考え始めました。
7年前の冬のことです。
そもそもそれまでのキャリアを振り返ると・・
新卒採用の時期を振り返ると
就職氷河期に大苦戦の末、
なんとか金融の総合職として就職した私は
24歳の時に”第二新卒”状態で1回転職しました。
そのころは、まだ”第二新卒”やら”転職”という
言葉もまったくメジャーではありませんでした。
偶然、新卒採用の時に行きたかったのに
落ちてしまった会社が
求人を出していたので、応募したら合格。
いわゆる『リベンジ転職』に成功しました。
そのため、結婚した時点にいた2社目の会社は
当初は勤め上げるつもりで入った会社でした。
安定していて、待遇も良く、
早く帰れるというその会社に
環境面で不満はなかったのですが、
結婚後の配属部署は非常に退屈なところで
ビジネススキルが上がるイメージの
わかない職場でした。
具体的に言うと、
いわゆる金融の事務センター(コールセンターも併設)
ですから、同業種の方は
もうおわかりと思いますが、
決してビジネスとして第一線の職場ではありません。
そのまま、子供を2人くらい産んで
子育て中心の生活でよいのであれば
問題なかったんだろうと思います。
しかし、どうしても仕事での空虚な気持ちが
埋められず、転職活動を始めました。
そのころ、ちょうど大学時代の友人が
某大手企業を思い切って退職し、
入社したベンチャー企業が
すごい勢いで成長しており、
新規事業を手伝わないかと声を
かけてくれました。
2000年冬、時代はインターネットバブルで
次々と新しい会社が誕生&急成長し、
上場する企業が出始めたころです。
その会社もネットを活用したマーケティング会社で
社長もなんと一つ年上の20代の青年。
とりあえず、話を聞きに渋谷にあるその会社に行き、
社長とお会いしました。
面接というより、居酒屋に行って
組織図を見せられながら会社の説明を
聞いた後、私の経歴を話して、
帰りには、握手していた、という次第です。
社長は、あとで聞いたら
面接した人全員に聞いていたらしいのですが
「この会社さー、まだベンチャーだし
どうなるかわからないけどそれでもいいの?
もし、この会社がダメになったらあなたは何をしますか?」
普通の人は、すぐに答えが出てこないらしいのですが
私は、思っていたことをそのまま言いました。
「キャリアカウンセラーになります。
将来はそうしようと決めているんですが、
今はまだ若くて経験も足りないし、
大企業しか知らない私が、いろんな人の
キャリアの相談にのれないと思うんです。
だから、ベンチャー企業も見て、
”働く人”のキャリアをたくさん見てから
”キャリアカウンセラー”になります。」
社長は、
「あんた、変わってるね。
じゃ、いつからいちに来れる?
できるだけ早く来てね。」
というわけで、未知のベンチャー企業への
転職が決定したのでした。
つづく。