- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
プロサッカーチームの運営
オシムの一言
昨日観戦した天皇杯「東京ヴェルディVSサンフレッチェ広島」観戦後の
オシムの一言。
「走っている量の割りにコストがかからず、経営陣にもいいサッカー」
若手選手がよく動き、積極的に攻めた結果が勝利ということを示しているのですが、
確かにベテランの多い東京ヴェルディは運動量が少なく、攻撃的な姿勢に
乏しかったです。
効率のいいウェブサイト
経営にも通じることですし、ウェブにも重要なポイントです。
効率のいいサイト構成で運営も容易にし、短いサイト遷移でユーザが目的に到達できる。
理想ですね。
ページ数が多かったり、内容が多いのは必ずしも良いとは限りません。
出来るだけユーザがが短時間で簡単な操作で目的を達成できるのがよいウェブサイトです。
天皇杯効率比較
さて、再度サッカーに戻って、「効率」について。
Jリーグは積極的な情報公開をしていますので、
下記のサイトなんかには各チームの経営状態が記されています。
http://www.j-league.or.jp/aboutj/jclub/keiei.html
チームによってはウェブで公開している企業もあります。
・浦和
http://www.urawa-reds.co.jp/Club/managdata.htm
・山形
http://www.montedio.or.jp/pdf/2008kessan.pdf
そこで天皇杯で比較をしてみると
・浦和レッズが延長戦でかろうじて勝った愛媛FCとの比較。
浦和レッズの人件費:約28億
愛媛FCの人件費 :約1.8億
10倍以上の差があります。
入場料収入一つとってもレッズは30億円と愛媛(6千万円)の50倍ですが、
レッズの主力二人分ぐらいの人件費のチームに延長戦まで持ち込まれた
というのは効率が悪いですね。
・昨年J1にいて降格した3チーム。
甲府・横浜FCは10億円を切り、広島とあわせて3チームが人件費でも下位3位を占めていました。
やはり高い給料を払うことが強化のポイントなのでしょうか。。。
・昨年J2にいて昇格した3チーム。
10億円を超えていた東京V・京都の2チームは昇格。
でも札幌はC大阪・仙台・福岡という人件費の高いチームを押さえて昇格しました。
ということはやりようによってはといえますが、そのチームは今年最短記録で降格。
やはり人件費を多く払うことは必要なんでしょうか?
ナビスコカップ効率比較
今回使用しているデータは2007年度分ですので、今期の成績とは
関連付け出来ないのですが、あまり変化はないだろうという前提に立つと。
ナビスコカップ決勝で対戦した大分と清水。
降格した3チームに次ぐ人件費が低いチーム。
昨年は苦戦しましたが、清水は後半昇り調子で大分は優勝争い。
レッズの半分以下の人件費でこの成果は立派です。
続く。。。。