眉毛下切開は、しわ取り？？

2016-04-01 11:40

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まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
『眉毛下切開』というのは、瞼の上の余った皮膚を眉毛の下の所で切って上げるという非常に簡易的で、有効な術式です。考案された藤森先生は、すごいといつも思っております。

そんな『日本生まれの手術』ですが、次々と改変や改良が加えられ、医療機関によって様々な差異があります。今回は、この様々なバリエーションではなく、この手術の効果についてご紹介したいと思います。

『眉毛下切開』と聞くと、年齢とともに余った皮膚を取り除く手術だとお考えになる方も多いと思います。しかし、瞼が重い方は、雰囲気を変えずに瞼の重みを軽くすることも出来ます。

では、早速実際の方をお見せしたいと思います。
術前です。写真の中にある黄色い矢印は何だか分かりますか？この方は、瞼が重いために『前頭筋』という額の筋肉を無意識に動員して目を開ける癖があります。このため、矢印で示したようなしわができてしまっているのです。

術後です。術前にあったしわがなくなり、何となくすっきりとした感じになっているのがお分かりいただけると思います。

これは、目を開けるときに使う筋肉のために出来たものですので、閉眼時にはしわができません。
術前です。開眼時のしわは、開眼時とは違って、消えていることがお分かりいただけると思います。

術後です。当たり前ですがあまり変化はありませんね。ここで、皮膚を切り取っても問題なく目が閉まることを認識していただきたいと思います。

では、このような効果を出すためには、どの程度皮膚を切除するのでしょうか？デザインをお見せしますが、『案外いっぱい皮膚を切り取る』ということを分かって頂きたいと思います。

このように、眉毛下切開の手術は、『瞼の重さを解消する』という目的に手術を利用することがあります。
術後は、『腫れない』ことで有名かもしれませんが、腫れてしまうこともあります。この方は、腫れが強く出ましたので、術後５日後抜糸時の腫れた状態をご紹介しておきたいと思います。

このように、術後の腫れも個人差がありますので、手術を受けられる際は、お考えに入れて計画されることをお勧めします。

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