- 松井 千恵美
- 一般社団法人ジャパンエレガンススタイル協会 代表理事
- 東京都
- インストラクター養成/起業コンサルタント
こんにちは!
桜ことスクールの松井千恵美です。
いまや大人気のアフタヌーンティー。
ホテルでも昔は平日で30セットだったのが
いまは平日で100セット出るとか。
アフタヌーンティーが日本に来たばかりの時、
マナーも結構うるさかったのです。
.
今はどうでしょう?
アフタヌーンティーは社交の場でもありますから、同じ人とだけ
会話をするのではなく、なるべく多くの方と会話を楽しみます。
小さなラウンジテーブルや低いテーブルを使用するため
サンドイッチ、スコーン、ケーキ等は3段重ねの
ティースタンドに乗せられて供されます。
テーブルが低いので紅茶はソーサーごと持って飲みます。
テーブルの高さが高い場合はカップだけ持ち上げてもかまいません。
カップを持つ時は取っ手に指を通さずにつまむように持ちます。
女性が美しく見えるためです。
ティーフーズを食べる順番は、サンドイッチ→スコーン→ケーキ
の順番でいただくのがマナーです。
全て一口でいただくようにします。
そのため大きめのサンドイッチやケーキは
ナイフとフォークが添えられていれば一口大に切って頂きます。
ただし、スコーンはナイフで細かく切ったりせず手で横に割り
クロテッドクリームやジャムを付けていただきます。
また、アフタヌーンティーといえばきゅうりのサンドイッチが
有名ですが、実は「きゅうりは富の象徴」とのこと。
イギリスの気候ではきゅうりは栽培が難しく高級品で、
広大な領地を持つ貴族は自分の農場に温室設備まで整えて「きゅうり」を栽培してました。
そこで収穫したきゅうりをパンに挟んでゲストをもてなすことは、
広い農園を維持出来るだけの財力を持っているということを示し、
19世紀から20世紀の初めにかけて、「きゅうりのサンドイッチ」を
食べることは上流階級の証だったとのこと。
日本のアフタヌーンティーできゅうりのサンドイッチを
見ることは少なくなりましたが、分かると楽しいです。
このコラムの執筆専門家
- 松井 千恵美
- (東京都 / インストラクター養成/起業コンサルタント)
- 一般社団法人ジャパンエレガンススタイル協会 代表理事
50歳からの起業・副業を考えている女性のためのコンサルタント
100歳時代を迎え、老後の年金問題や企業の副業推進等で自助努力が問われているいま、50歳で起業した自身の体験を通して、50歳からの女性のための起業コンサルやマナーインストラクター養成を行ってます。
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