アドラー心理学を婚活に生かす！vol.2

●　アドラー心理学を婚活に生かす！vol.2

さて前回のおさらい。

デートの回数を重ね、成婚が視野に入ってきます。

やがてOKするかどうか？の最終判断を迫られます。

すると、結婚相手が急に頼りなく見えたり、気持ち悪く感じ出したり、

「生理的に受け付けられない。」と、相談に来る女性が多くなります。

男性の場合は、「価値観が合わない」とか、「消極的すぎて」とか、相性の悪さを理由にする方が多いです。

男女に共通するのは、一言でいうなら「タイプじゃない」。

元々、好みのタイプじゃなかったけれど、「付き合いが進めば、好きになれるかなと思って。」

一度や二度なら、そういうことがあるのも現実でしょう。

しかし、相手を換えても、前に進めないようなら、要注意。

発想を変えるほかありません。

アドラーは、教えています。

人生の極意は、そして幸せになる秘訣は、「与えられたものをどう『賢く』使うか？」

まず、問題に感じていることを洗い出して、分類し、課題の分離をします。

どこまでが相手の課題で、どこからが自分の課題なのか？線引きをします。

例えばお相手の不潔さが気になるとしたら、不潔なこと自体は相手が背負うべき課題です。

その不潔さが急に気持ち悪く感じ出したのは、自分の課題です。

相手の課題には、さり気なく伝えて、二人で解消していけば良い話し。

「受け付けられない」と感じた自分の課題は、カウンセリングの中で心理的な原因を探ったり、癒したり、理由がわかると書き換えることが可能です。
（ちなみに私共では、NLPのセッションを提供しています）

ここで大事なのは、お相手の欠点が許せないから、拒んだのではないのだということ。

相手を嫌いになる目的が先で、欠点を後から大きくしたのだということ。

相手からしたら、完全な後出しじゃんけんです。後味の悪さだけが残ります。

その目的の先にはなにがあるのか？　よ～く見ることが大事です。

その結果、なにが手に入ったのか？　手に入れられなかったものはなにか？

厳しいことを言うようですが、あなたが今も独りを選んでいる理由がわかります。

どんな行動にも目的がある。アドラー心理学の教えの真骨頂です。

責任は自分にあると認めること。

それが成熟への一歩ですし、次の学びに活かすチャンスです。

アドラーでは、幸せになる勇気と責任、愛と責任はセットなんです。

次回は、婚活をこじらせる元凶（笑）、
「承認願望」「承認欲求」について考えてみましょう。


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