- 菱田 剛志
- 株式会社グローバル商事 太陽光発電システム「見積工場」 代表取締役
- 神奈川県
- 住宅設備コーディネーター
対象:住宅設備
- 松林 宏治
- (住宅設備コーディネーター)
- 松本 秀守
- (住宅設備コーディネーター)
営業マンはここから、こちらのお宅では3kWシステムで設置したらこうなるのでいかがですか?なんて言って営業モードが非常に高くなってきます。ひとしきり説明を聞いたあとで一言
「この設置で系統はどーなってるの?」と聞いてください。そこで答えられなかったり固まる営業マン・話をそらそうとする営業マンはとっととお帰り願いましょう。
もっと言えばそんな営業マンを教育している会社さんとは縁を切りましょう。
さてさてこのカラクリ?は何なのか?
難しく解説するとおもいっきり難しくなる世界なのでできるだけ簡単にご説明します。
太陽光発電のパネルは乾電池と同じでプラスとマイナスの端子をもって直流の電気を起こします。パネルの種類によりさまざまで1枚12ボルトくらいから50ボルトくらいのものまであります。たとえば1枚25ボルトで150ワットとすると20枚をつなぐと3,000ワットの最高出力となり、俗に言われる3kWシステムとなります。このとき20枚を直列でつないでしまうと電圧は500ボルトになってしまいます。ご家庭で使っている電気は何ボルトでしょうか?日本では100ボルトか200ボルトです。しかも交流と呼ばれる電気であり、太陽電池で発電した電気はパワーコンディショナーと呼ばれる機械で直流を交流に高い電圧を家庭で使える電圧に変換します。さて、このパワーコンディショナーと呼ばれる機械はいくつかの回路を入力できるようになっており、一つの回路へ入力できる電圧等の範囲が決まっています。なぜそのようになっているか?
第2回に続く・・・