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小坂 淳
株式会社環 
東京都
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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政治の役割



政権交代を問う選挙が近づいています。

うちの会社も若い社員が多く、選挙への関心はまちまちですが、
「政権交代とは何?」と聞かれることがあります。

政治とは一言で言えば「どういう国を作るか」ですが、
「何を国に貢献し」「何を得たいのか」ということであり、
言い換えれば
・どうやって税金(年金なども含め)を集め
・どのように使うのか
になると思います。

<どうやって税金を集めるか>
これには色々な切り口があります。
・誰から集めるのか(法人・個人とか)
・誰が集めるのか(国・自治体・社会保険事務所など)
・どのような基準で集めるのか
 (所得、給料、売上、資本金、利益、消費、資産など)
・負担をどうするのか
 (広く公平、金持ちに負担を重く、世代間のバランスなど)
・どういうポリシーで
 (再配分を意識、税収の安定など)
・形式
 (税金、年金、保険など)
などがその切り口で、その結果どういう国を作りたいかということになります。
当然選択肢は一つではなく、複数の組み合わせによります。

<どうやって税金を使うか>
これにも色々な切り口があります。
・誰が決めるのか(国、自治体など)
・どこに使うのか(教育、外交・防衛、医療・福祉、社会インフラ、文化、産業振興など)
・どのようなポリシーで配分するのか
 (競争力をつける、弱者保護、公平性重視、地方重視など)
・財源との関連
 (特定財源をどのように設けるかなど)
・配分方法
 (直接・間接)
・どうやって使うのか
 (競争入札や地元企業限定など)
などがその切り口で、これもどういう国にするかになります。

税金の収集と配分は当然関連し、そこが大きな政府・小さな政府的な話や
国のビジョンとなります。
高福祉・高負担とか中福祉・中負担などの議論もあります。

要は「自分の収入をどう稼いで、それをどう使うか」と同じです。
老後に向けて貯金する人もいれば、若いうちに使う人もいるでしょうし、
投資で増やす人もいるでしょう。

最近低投票率(特に20代・30代)が言われ続けていますが、
各個人個人がどういう国にするのがいいのか
自分の人生をどうしたいのかと同じ意識で考えれば、
投票棄権なんて出来ないと思いますし、
選挙を経るたびに国民にとっての理想の国に近づくと思います。

各政党などの政治家はこの点におけるビジョンを明確かつ明快に示して欲しいと思っています。

ホームページは特に若い有権者で政治を身近に感じられない人に
それを示すいい場だと思うので、もっと有効活用をして欲しいです。

政権交代だけではなく、メッセージを伝えることも出来ます。
与党が勝つ場合でも自民党が多い場合、公明党が多い場合では意味が違いますし、
野党が勝つ場合でも民主党が多い場合、社民党・共産党・国民新党などが躍進する場合でも
意味は違います。

余談ですが、ホームページはその有権者の声を知ることも可能です。
例えば弊社のサービスですが、都道府県ごとの傾向を知ることも出来るサービスもあります。