- 金井 高志
- フランテック法律事務所
- 弁護士
対象:企業法務
- 村田 英幸
- (弁護士)
- 尾上 雅典
- (行政書士)
マザーズやヘラクレス(当時はナスダックジャパン)が開設されたころから、ベンチャー企業の上場申請の審査のお手伝いをしてきていて、近頃思うことは、内部統制の社内体制に対する証券会社や証券取引所の審査が本当に厳しくなったということです。
2年くらい前までは、内部統制の社内ルール・規程が設けられており、それが半年程度運用されていれば、証券取引所で内部統制の不備について問題とされることはなかったのですが、最近では、ライブドア事件などの関係で、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、そして内部統制についての審査が厳しくなり、内部監査の担当者の資質が問われ、社内ルールや規程が1年間程度(今までより期間が長くなりました)きちんと運用されているか、などが厳しく問われています。
従って、これから株式公開(IPO)を考えているベンチャー企業の場合、単に、コンプライアンスなどの規程を制定するだけではもちろん不十分で、1年以上、運用が適正になされているかも問われますので、できるだけ早い時期からコンプライアンスなどのために内部統制体制を整えることが大切になってきています。
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このコラムの執筆専門家
- 金井 高志
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フランチャイズとIT業界に特化。最先端ノウハウで支援します
フランチャイズ本部と加盟店に対して、法的アドバイスでのお手伝いをしてきています。また、インターネット関連のベンチャー企業の事業展開のお手伝いもしています。特に、株式公開を目指すベンチャー企業のために、お手伝いができればと思っています。