- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
がんばれ沖縄!
今日横浜のニッパツ三ツ沢球技場に行ってきました。
三ツ沢公園内は(多分)中学生・高校生と思われる生徒たちのテニス大会も開催され
初々しい若者を見ながら向かった先はニッパツ三ツ沢球技場。
サッカー天皇杯第3戦目でJ2勢が今日から登場です。
(J1勢は次回11月2日から登場します。)
地元の横浜FC対沖縄かりゆしFCの試合。
なかなかお互い攻めてがないまま、先制したのはなんと沖縄かりゆしFC。
ぎりぎりで追いついて折り返したセンタリングを見事なシュートで先制。
その後すぐ追いついた横浜FCが後半のロスタイムに決勝ゴールをあげ、
なんとかJリーグの面目を保った試合でした。
沖縄ITによる振興策
というわけでもないですが、今回は沖縄。
弊社にも一人沖縄出身がいますし、友人にも沖縄在住の人はいますが、
残念ながら私は一度も行ったことがなく、訪れていない3県の一つです。
沖縄というとIT集積を目指して税制優遇や助成制度を国も一体となって進めていることで有名です。
2006年の発表ですが、雇用者数は1万人を超し、進出企業も100社を超え、
2千億円規模の産業となっています。
私の知っている人でも沖縄に拠点を構えた人は多いです。
ただ、そのうちコールセンター業は全体の80%を占めているので、
「IT集積?」という気がしなくもないです。
一時期東北などでもコールセンター誘致が盛んでしたが、
確かに雇用の確保数は多いものの、地元に根付く産業になりえるかというと
疑問符がつきますし、撤退・移転しようとすればいつでも出来てしまいますし、
地元の力にはなりません。
また、各地域の抱えている課題として「若者がつきたい仕事が地元にない」→「出て行く」
という流れがありますので、地元ならではの産業や「手に職が付く」産業を振興しないと
若者にとって「魅力のある」場所にはならないと思います。
最近コールセンター一辺倒の誘致策を見直す自治体も増えているようです。
・地元の力になる
・手に職がつくし、若者にとって魅力のある職場(将来性のある)
というIT振興策が沖縄でも求められていると思います。
そうなると沖縄に期待する(やるべき)振興策は下記のようになるのではないかと思います。
・規模より数を追う。
(今の支援策はそこそこ規模がないとうまく活用できない。
まずは一人起業からでも支援する仕組みが必要。)
→IT系起業で地方で立ち上がり成功したところは必ずしも最初から規模があったわけでもないです。
・技術連携の支援。
産学官連携のもっとも力を発揮しやすいところです。
・小規模オフィスの集積場の作成
起業支援ともかぶりますし、沖縄に拠点を作る際にも重要ですが、
まずは手軽に(=低コスト、低労力)ではじめられる仕組みが必要。
・仕事のマッチング
やりがいを考えた場合に、「東京の仕事を沖縄でやる」では
魅力に感じない若者も多いです。
(それなら東京で仕事をやって成功してから沖縄に戻ればいいとなる。)
なので、「沖縄の仕事を沖縄でやる」仕組みとして仕事のマッチングが必要です。
どうでしょう、沖縄の皆さん。
今日観戦した沖縄かりゆしFCは九州地域リーグで優勝し、
JFL昇格をかけた戦いも11月から始まるようですが、
今日の試合のように戦えばJFL昇格いけるでしょう。
今日はほんとに惜しかった。