- 堀内 晃
- 堀内歯科・矯正小児歯科 院長
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
顎関節症はスプリントという歯にはめる枕木みたいな装置を入れるとある程度の方で効果が出たりします。
ただし、それだけではキチンと治るということはないようです。それは、原因がわかっていないかったからなんですね。われわれは態癖と呼んでいますが、頬杖や横向きね、うつぶせ寝など顎に対して力をかけてしまう姿勢をとることです。これがどうも顎関節症を治りにくいものにしている原因のようです。というか、こういう姿勢が咬み合わせに関係があるなんてだれも考えもしなかったからなんですね。
治そうとているそばから悪くなるようにしていた、しかも自分で知らないうちにしていたということなんです。困ったものですが、頬杖などはご本人が気づかないうちにしているからまたやっかいなんですね。
あくまでも頬杖は代表的なものですが、他にたとえば子供たちなどは体育すわりをしますよね。この体育すわりをしている時にも先生の話が長かったりすると無意識に顎をひざの上に乗せていたりしているようです。これもまたりっぱな態癖で顎関節症の原因になったりしてしまっているんですね。
ご家族でご家庭で皆さん無意識のときにこういう癖をしていないかお互いに観察してみてくださいね。