2015年8月7日(金曜) 株価指数・長期金利・商品先物価格月間騰落率 - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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2015年8月7日(金曜) 株価指数・長期金利・商品先物価格月間騰落率

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■8月第一週
・米国のニューヨークダウは7日続落しています。中国株価市場の下落は止まらず週末終値は反発しましたが3744.20㌽止まり、6月26日以来閉鎖されていたギリシャ市場が再開され、ギリシャのアテネ総合指数は当日668.06で偏差前に比べ-16.23%の急落、等々世界の株式市場はリスクを抱えながら走っています。
その中で、下図で示されるように日本株は独歩高の状況です。

下図はTOPIX(黄色)、先進国の株価の指標MSCI World IDX(ブルー)、新興国の株価の指標MSCI EMERGING MARKET INDX(紫色)の2014年8月8日からの年間騰落推移です。

150807TOPIXMSCIWORLDmsciEMERGING

米国の景気指標は着実な回復を示しており、FRBの利上げが9月にもあるとの懸念から、新興国にある資金の流出や、中国景気の減速での原油他商品価格の低下などから、エマージング諸国の株価は下降トレンドが急です。先進国も米国株式の停滞で上昇力に陰りが見える中、日本株は騰勢を保っています。
このまま年末に移行できるかは疑問ですが、6月の四半期業績は多くの企業が最高益を更新しています。
リスクは、FRBの利上げの資金逆流の大きさと中国経済の実態の判明と考えます。

■世界株価の概要
・全世界株価の指標となるMSCIオールカントリー指数は-1.11%の下落です。
先進国株価の指標のMSCIワールドインデックスは-1.03%で、MSCIエマージング指数は-1.84%の下落でした。
地域では、MSCIアジア太平洋指数が-0.68%の下落、一方ヨーロッパを代表する企業600社の指数STOXX600は小幅ながら0.18%の上昇、北米の各指標は下落しています。中東・アフリカを代表するブルンバーグGCC200指数も-2.48%と大きく下げました。

米国は、雇用統計の上振れによりFRBの利上げが確実視され、週末に下げています。
NYダウは、-1.79%の下落、NASDAQ総合指数も-1.65%の下落で、S&P500も-1.25%下落しました。
このためシカゴVIX(恐怖)指数は、前月末12.12から今週末は13.39に上昇しています。

日本株は米国株の下落、中国株の4000ポイント割れに留まるという環境の悪さから、大型株の上昇、小型・新興株の下落と明暗を分けています。
日経平均は0.68%、TOPIXは1.19%の上昇です。一方ジャスダック指数-0.99%、マザーズ指数-2.48%の下落でした。
東証リート指数は横這いでした。


■主要株価指数騰落
●先進国株価指数の過半は下落しています。アジア・オセアニアと北米が下落しています。

150807先進国株価指数週間騰落率

上昇した1位はドイツのフランクフルトDAXで1.61%の上昇、2位はフランスのCAC40で1.42%の上昇、3位は日本のTOPIXで1.19%の上昇でした。

下落した1位はオーストラリアのASXで-3.69%、3位は日本のマザーズで-3.48%、3位はNYダウでした。

騰落1位同士の差は小さく、5.3ポイントでした。

●新興国&フロンティア国株価指数
・アジア・東欧の新興国は下落しています。

150807新興国およびフロンティア国株価指数週間騰落率

上昇した1位はナイジェリアの全株指数で4.18%の上昇、2位は中国の上海総合指数で2.20%上昇、36位はパキスタンのカラチ全株指数で1.73%の上昇です。

下落した1位はブラジルのポペスパ指数で-4.48%、2位はロシアのRTSIで-3.07%、3位はベトナムのVN指数の-2.79%でした。

騰落1位同士の差は8.68㌽という想定よりも小幅なものでした。

■主要国債利回り週間変化
・株価が滞っています。その中で長期国債の利回りは、英米の10年国債が下がり(価格は上昇)、ユーロ圏諸国の国債は上がっています(価格は下がる)。

150807主要長期国債利回り週間変化

■主要商品先物価格及び商品指数
8月第一週、原油の下げが目立ちます。NYのWTIは続落し金曜日に1バレル43.87㌦まで下がりました。再び40ドル割れの可能性が高くなっています。

150807主要商品先物価格および商品指数週間騰落率

・貴金属は小幅な動きでしたが、プラチナが下げています。
・非鉄金属は3商品ともに下げています。
・現有3原油ともに下げ、北海ブレント、ドバイ原油ともに6%を超える下げになっています。
・穀物はシカゴ小麦と大豆が上がりました。
・商品指数CRB指数は7月に続き下げています。


文責
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。あなたのセカンドライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で、資産配分とボートフォリオの構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。
独立系顧問料制アドバイザー(商品を販売しないアドバイスの専門家)
吉 野 充 巨

FP学会 会員
プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R) 
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.htm

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