本題に入る前に足をそろえて椅子に座って見てください。
そこでご自身の膝の高さを確認します。
するとほとんどの人が膝の高さに違いがあることが分かります。
これは膝下の長さに左右違いがあることを示しているんですね。
よくテレビの骨盤特集なんかで、
「矯正後、足の長さが揃いましたね!」
というのがありますが実はこれが問題なのです。
先ほど見て頂いた通り多くの方は膝下の長さに左右差がある。
それなのに”矯正後”、脚の長さが揃うっておかしいと思いませんか?
例えば左の膝が少し低いとします。
要するに膝下の長さが、左が短いことになりますが、
膝下の長さの差をそのままにして”骨盤矯正”を受け、
脚の長さが揃ってしまうというのは、これはおかしなことなのです。
言い換えると、その整体師によって「新たな歪みを作られてしまった」ということになります。
正しい骨盤矯正はこういった差の解消から行います。
脚長差などを考慮せず「はい、あなたの足の長さが揃いましたね!」という所は
あなたが通いたいと思った骨盤矯正は本当に正しい骨盤矯正をしてくれるか。
そこを見極めないとかえって歪みを作られる可能性がありますから注意が必要です。
このコラムの執筆専門家
- 山田 光敏
- (東京都 / 鍼灸マッサージ師)
- 東京身体療法研究所 総院長
招聘教授として専門科目を教えられるからこそ高度な施術が可能に
国内外の教育機関で専門科目を教えています。生後1か月から104歳までのダウン症や脳性麻痺と言った障碍を持った赤ちゃんの発育援助から女性に対しては美容から症状緩和、不妊施術。高齢の方の痛み対策など幅広く専門の治療師とともに頑張っております。