- 西村 和敏
- くらしとお金のFP相談センター 代表
- 宮城県
- ファイナンシャルプランナー
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022-291-7097
これから人口減と住宅供給過多によって、不動産の格差(良いものそれなりの価格を維持できるが、悪いものは一気に値下がり)が拡大していくと予測されます。
そんな中、我が家に入ってきた中古マンションのチラシ。
『今の家賃とお比べください!』
毎月返済額61,163円!!
この地域の家賃相場であれば震災前であれば月8万円弱くらいでした。
それよりも一見安い!!と見えますが、これは2000万円の住宅ローンを30年間0.65%の変動金利で借りた場合。
変動金利ですから金利が上昇すれば当然返済額も増えます。
さらに、『いまの家賃とお比べください!』
ということであれば、賃貸では払う必要の無い管理費・修繕積立金・固定資産税も含めないと家賃との比較にはならないと思いますが。
※不動産業界ではどうか・・・・。
チラシはとにかく見た目安くするのが当たり前のテクニックということも業界の常識ではあるかもしれませんが。
小さな文字で管理費・修繕積立金だけで月31000円強でした。
固定資産税分もあわせれば月4万円以上は確実です。※今後上昇する可能性も高いです。
合計すれば月10万円以上。これと家賃を「お比べ」すべきだと思います。
※住宅ローン減税を受けられればメリットはあるかもしれませんが、チラシには購入時の諸費用が入っていないのでそちらでプラマイゼロと仮定しました。
このコラムの執筆専門家
- 西村 和敏
- (宮城県 / ファイナンシャルプランナー)
- くらしとお金のFP相談センター 代表
子育てママパパ1000世帯以上の相談実績!実務経験豊富な独立系FP
「困ったときは西村さん!」と相談者はもちろんその子どもさんからも電話がかかってくる家庭のかかりつけ医のようなファイナンシャルプランナーです。就職・結婚・出産・生命保険加入見直し・転職独立・マイホーム購入と人生の大きな選択に適切なアドバイス!
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