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「『予言』って、シナリオ通りに実現させることは出来るんだよ」
昔ある上司にこう言われたことがあります。
この上司の言う「予言」とは、天変地異を予言するようなお話しではありません。もちろん、宗教とも違います。
彼が言っていたのは、「仕事の目標を100％達成できる予言」のことなのです。
あらかじめ、その目標達成が確実に実現できるように仕組んでおいて、実行前にその実現を「予言」しておけば、確実に達成できるのですから「予言達成」を演出することが可能であると言うことなのです。
なんだか、チョット卑怯なような気もしますが、部下に信じさせたり、自信を持たせたりするには、「有言実行」だけでなく「有言達成」を見せつけることが最も効果が高い、と言う事なのです。
スタッフにとっては、店長が「言ったことをやる」レベルではなく、店長が「言ったことは実現出来る」レベルなら、もう目をキラキラさせながら全力で付いてくるようになります。
大事なことなので、もう一度言いますね。
スタッフから「この店長に付いていきたい」と思ってもらうには、「有言実行」ではなく、「有言達成」のレベルでなければならないと言うことなのです。
では、それはどうやったら出来るのでしょうか？
それは、決して、勢いや、気合いや、根性や、運を天に任せるのではありません。
きちんと計算し、確実に達成できる青写真を描き、それを徹底的に実行するのです。
なので、本当は「予言」ではありません。
「予言」とは、「根拠のある宣言」なのです。
「根拠のある宣言」は、気合いと根性や運に任せたものではありませんから、店長は目標（予言）達成までの、プロセスを綿密に作成し、それを確実に実行する必要があります。
これは、「やってみなくちゃわからない」のレベルではだめなのです。
100％達成できる計画を立て、実行し、100％達成させなくてはならないのです。
でないと、「うそつき」になってしまいます。
世の中のほとんどの店長は、この「うそつき」と言われるリスクを避けるために、「有言達成」はやらないのです。
かれらは「目標はあくまでも目標。未達の時もあるかも知れない」と、予防線をはるのです。
最初からそう言う意識なので、いつも、目標達成はギリギリかやや未達になるのです。
「目標は必ず達成させる！」と言う宣言は、その為の行動を全力で行った上で、確実に達成させることが大切です。そうすることで、スタッフ達は、実行力だけでなく、達成力のあるリーダーに付いていきたいと思うようになるのです。
もちろん、その目標はやみくもに高い目標を掲げるのではありません。
とは言うものの、誰でも簡単に出来そうな低い目標でも行けません。
全力で実行すれば、ギリギリ達成できるかも？と言うレベル設定が必要なのです。
そう言う目標は、計画時綿密に立てて着実に実行すれば、達成の可能性が極めて高くなります。
そう言う行動を取ることで、「予言実現」・・・つまり「有言達成」は、目標達成だけでなく、店長自身をも成長させることになります。
この方法、自分で自分のお尻に火を付けるやり方ではありますが、極めて実行効果の高い方法です。
嘘だと思ったら一度試してみて下さい。
やってみると病み付きになりますよ！
だって、面白いように目標が達成できるのですからね！
そして、スタッフの眼がキラキラになるのです！
もうやめられません！
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