- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、毎年この時期になると、前年度末の「国の借金額」が明らかになります。
2014年度末時点の国の借金額は、ついに“1053兆円3572億円”まで膨らみました。
前年度に比べ、28兆4003億円増加した計算です。
これは率にして2.77%ですが、資産運用ならいざしらず、まさに借金が“雪だるま式”に増え続け、
確実に「過去最大の借金額」を更新し続けています。
内訳は、前年比27兆7211億円増加した国債残高が、881兆4847億円に。
その他、政府短期証券が116兆8883億円、借入金が54兆9841億円となっています。
この借金額を、日本の人口1億2691万人で単純に割り算すると、国民一人当たりの借金額は、
前年から約22万円増加して、“約830万円”となります。
このままいけば、来年は、850万円を超えそうです。
※年収なら上昇は嬉しいですが。。。
そして、これだけ国債の発行、国の借金が増加しているにも関わらず、
“金利上昇”とならない理由は、中央銀行である日銀が、市場の国債を根こそぎ買いあさっているからです。
日銀は、年間80兆円にも上る国債残高を積み増す目標設定をしています。
ちなみに、2015年度に発行が予定されている新規国債は37兆円ですので、その額が異常な大きさ、
まさに“異次元の金融策”であることが分かると思います。
果たして、日本の金融緩和策の“出口”には、いったい何が待っているのでしょうか!?
日本にとって、とても大事なことですが、誰も「明確な答え」を持ち合わせていないのが現実だと思います。
まさに、“ラビリンス(迷宮)”に迷い込んでしまったかのようです。
「坐して答えが出るのを待つか」
「自分で答えを考え備えるのか」
あなたは、どちらを選びますか!?
いずれにしても、そう遠くない将来、
「答え」が出ることになります。
それでは、今週末も平和で穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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