身体・職業的あるある住環境 - バリアフリー住宅 - 専門家プロファイル

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対象:住宅設計・構造

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身体・職業的あるある住環境

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私たちが当たり前に使用している住環境において、身体的・職業的に不自由に感じられているケースは多々あり、専門家として知っておかねばならない事例がたくさんあります。





ケース1

高身長による腰痛

先日、俳優の中村昌也さんが新しく引っ越されたキッチンの高さが丁度よいとテレビで仰ってましたが、最適なキッチンの高さは身長÷2+5cmが目安です。

中村さんの身長は192センチですので、192÷2+5=101センチ

標準のカウンターの高さは80cm・85cm・90cmの3 種類なので90センチでも本来は低く感じてしまうので、あと10センチ上げたいところですね。

また、レンジフードの高さも顔に当たる位置にきますので、排気計画を変えると快適なクッキングライフが送れると思います(^^)




ケース2

肥満体の方の便座破損


お相撲さんや肥満体の方がよく経験される便座の破損

膝の悪いかたが多く、勢いつけて一気に体重を集中荷重として与えるので、強化仕様でもない便座が破損するのは当然です。

またウォシュレットの暖房便座も破損による断線など危険なので、車椅子利用のかたが使用されるイレクターを便座周りに設置し手すりを設け、ゆっくり体重分散してあげると解消されます。

便器のサイズもエロンゲートタイプが精一杯ですので、大型オーダー便器が欲しいところですね。




ケース3

車いすとコンセント

車いす使用の方で上肢を動かせるかたが一般的なコンセント高さでプラグを抜き差しするのは低すぎますので、床から40センチ程度(座面高さ程度)に合わせるか、移動時にコードが邪魔になるような場所はアクセスフロアのように必要な場所の床面から取り出せるようにすると安全です。





ケース4

芸能人の住まい(マンション)

マンション内の共用廊下など一般のかたと出来るだけ顔合わせしたくないので、地下駐車場から直接に部屋の玄関ドアまでつながるエレベーターがあるような住宅を好まれます。




介護福祉建築家はこのような「あるある」をどれだけ知っていて、住環境を快適に変えられるかが重要だと感じます(^^)




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