あなたと働きたいと言われる店長のシンプル習慣・・・ステージ２：その５

2015-05-11 06:33

「私だって叱られるのは嬉しくない・・・」

ほとんどの人は、叱られても嬉しくはありません。
一部例外はあります。それは、明日お話ししますが、そんな一部の人以外は、一般的には叱られてもちっとも嬉しくはないのです。私も同じです。私の場合は、叱られるとすねちゃいます。

そうなると、叱った効果なんてほとんど無くなります。
わずかに残る効果は、叱った側の「自己満足」だけなのです。

「叱る」のは、相手に正しいことを気づかせるための「手段」「方法」です。
目的は、相手が、間違いを認め、二度と同じ事を繰り返さないように心に深く刻み込ませ、次の行動に繋げるようにすることです。本当は「叱る」という方法でないといけないわけではないのです。しかし、なかなか他に方法が思いつきません。だから、「叱る」という方法を使うのです。
しかし、多くの店長は、この「叱る」のが下手なのです。
その結果「叱って」も問題が解決しないのです。

「何度言ったらわかるの！」
「バカじゃない！」

こう言う叱り方をしているのは、「叱る」ことでの効果が全く無いからです。
つまり「叱り方」に問題があるのです。
だって、目的を達成していないのですからね。

ならば、叱る側で何らかの工夫をしなくてはなりません。
具体的には、叱られる行動を行う相手が、

１）問題点を認識しているか？
２）原因が特定できているのか？
３）改善策を理解しているか？
４）何故そうしなくてはならないかを「納得」しているか？
５）同じ間違いを犯さない工夫を具体的に行っているか？
６）正しく出来たときにそれを「認めてほめられて」いるか？

これらのステップを見直さない限り、何度叱っても相手からは「また、イライラ怒っている」と思われるのがオチなのです。

もちろん作業的なミスは、マニュアルやルール、ポリシー通りにしなくてはならないのですが、その目的や意義を「納得」せずにただ「こうしなさい」と求めているケースが非常に多いのです。
これでは、何度叱っても同じです。

「目的」は「叱る」ことではありませんよね。
ガミガミ叱ることで自分の行動に対して安心していてもダメです。
そんな方法では、かえってあなたの本心を見抜かれてしまい、かえって相手のやる気を無くしてしまうのです。
もったいないですよね。

相手のやる気を無くさない方法で「本当に解決したいことに対して指摘とアドバイスをする」ようにしたいですね。

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