- 木村 和夫
- 有限会社 木村爽健 代表
- 東京都
- 鍼灸師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
トクホの審査で落ちた、効果の無い製品が、新しくできた機能性表示食品で販売されます。
それが、キューピーの「ヒアルモイスチャー240」です。
どれくらいダメかというと、・キューピーが自社で実験しても効果がほぼ無い。・他社に調べてもらったら、全く効果なし・引用している論文には、ヒアルロン酸は数日で90%排泄されるなど否定的な結果
という、どうして効果あると言えるか提出されているデータにも明確なものがない。
大学院であんまりわからない学生がやってみましたというレベル。でも、指導教授によっては、修士認めてもらえないような気がしますけどね。
どうしてこうなったのか、キューピーの社員を連れてきて1日問い詰めたい気分になりますが、機能性表示食品として販売されます。
えーと、ヒアルロン酸はほぼ99.9%肌には届きません。多く見積もって0.3%。
今後もトクホで認定されず落とされる。→企業が自己判断できる機能性表示食品として販売。という流れで、「何も知らない消費者が、トクホみたいなものだと思って、機能性表示食品を買う。」
という、「越後屋、お主も悪よのう。グフフ。」という、厚労省の言葉が聞こえてきそうな気配。
もともとトクホは、肝機能障害がでる可能性大で、海外では発禁処分の高濃度茶カテキンを押してるし、信用できないのですが、そのトクホ落ちを拾う機能性表示食品までできてしまいました。
今後、機能性表示食品がどうなるか、要チェックです。
このコラムの執筆専門家
- 木村 和夫
- (東京都 / 鍼灸師)
- 有限会社 木村爽健 代表
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