背骨には、椎骨と椎骨の間に、クッションの役目をする椎間板と言うゴムのような組織があります。
この組織は、中にゼリー状の柔らかい組織があり、それを包み込むように弾性の強い線維状の組織で成り立っているのです。
椎間板ヘルニアとは、椎間板の中のゼリー状の組織が、繊維状の組織の割れ目などから出てくることにより、背骨から出る神経を圧迫してしまう現象。
症状は、圧迫を受けた神経支配に沿って、運動麻痺や感覚鈍麻が起きます。
診断方法は、
MRIなど画像所見で椎間板の突出がみられ、脊柱管狭窄所見を合併していない。
症状と画像所見とが一致しているなどです。
ここでポイントは、その症状。
運動神経や感覚神経は圧迫により障害されますが、必ずしも痛みは出ないのです。
ようするに、腰の痛みは、椎間板ヘルニアによる直接的な痛みではないと言うことです。
その裏づけになる論文を今後、載せていきますので、おたのしみに。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
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「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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