仕事なんか
楽しんじゃえ。
YES!!!
病気で、必死で辛い患者さんとの診療時間かもしれないけど、
病院なんていかないほうがいいに決まってるけど、
病院にこなくちゃダメなら、楽しんじゃおうよ。
お互いに!
一緒に病気、ヤッツケよう!
今月いっぱいで、新宿皮膚科副院長を退職し、来月より、高輪皮膚科・形成外科の院長となります。
新宿への通勤の思い出といったら、なんといっても、この秀悦な看板の数々の、地下通路!
地下通路、スゴイと思う。
雨ニモアタラズ
風ニモアタラズ
雪モ、夏ノ暑サもかんけいない。
で、この快適地下通路を抜けて通っていたのは、白斑というものすごく辛い病気の専門病院でした。
これは、とてもとても辛い病気。
診ているわたしが辛い。
辛い患者さんを前に、わたしができることは、白斑の第一人者の院長の指示通りの治療をすることと、患者さんがめげないように応援すること。
ショッキングピンクの白衣を着て、
とにかく笑って診察した。
院長は新しい治療法を次から次と見つける天才だったけど、わたしは凡人なタダの医者でしかなかった。
だから、それしかしようがなかった。
何人か、思い入れのある患者さんで、お時間がたまたまあった患者さんには、ご挨拶した。
なかなか結果の出ない女の子に、
「ずっと応援してる。ココは白斑では一番の病院だから。絶対大丈夫だから。」
と言った。
「どうしても治したい。なんとか治したいんです」
と泣かれてしまった。
そういうことが何回かあって、サスガに、わたしの免疫力は低下した。
熱が出る。胃が痛い。吐き気がする。
胸が締め付けられる。
思いつく限りの励ましの言葉を、言ってみたけど、今さら何もしてあげられない。
本当にごめんなさい。
わたしを支えてくれた白斑の患者さまたち、ありがとうございました。
同じ空の下で、貴方を忘れない。
この悔しさを忘れない。
またいつか、地下通路ですれ違う日を待っています。
そのときはきっと、治ってる!
そう思ってます!
⇧早朝に見れる貴重な光景。看板の張り替え。
新宿皮膚科の前の、新しい看板
『ゼッタイ治る』と書いてほしいな。
⇧大好きな院長はじめ、新宿皮膚科のスタッフとの貴重な写真
ありがとうございました。
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【しのぶ先生 外来担当】
☆ 品川イーストワンスキンクリニック 木曜日外来外来担当 品川駅東口徒歩1分
http://e-onetower.jp/
☆ 高輪皮膚科・形成外科 泉岳寺駅前徒歩5分 9月開院予定
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このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。
03-6453-6955