「求むチラシ」についてお話します。
不動産広告で「求むチラシ」とは仲介会社が
売却物件の依頼を受けることを目的としたチラシのことです。
先日、自宅に入っていたチラシは、
「○○4丁目、5丁目限定で土地を探されているお客様がいます。
海外赴任から最近日本に帰国し、現在は賃貸にお住まいのお客様で
4月に子供が生まれるので、できれば親の近くで土地を探しています。
自分達だけの予算の場合、25〜45坪の土地
親と同居する場合(2世帯の場合)40〜130坪の土地
よい物件であれば、多少相場より高くても構いません。」
と書いてありました。
ここで、少しおかしいことに気付きますか?
それは、
1、探されているお客様の予算が書かれていない
2、坪数の幅がありすぎる
3、相場よりも高く買ってくれる
という点です。
つまり、
幅広く売却物件を集める為に、予算や坪数が書いていないのです。
多少高くても買ってくれるというフレーズも問い合わせをさせる気持ちを高めますね。
しかし!!
この広告の主旨は明らかに、そのエリアからのお客様の売却物件の収集です。
(もちろん100%とは言えませんが。)
本当にこの内容で探されている具体的なお客様がいるとは思えません。
他にも
「このマンション限定で探されているお客様がいます。」
というようなキャッチコピーから始まるチラシもあります。
マンションの場合はこのパターンが多いですね。
実際に電話をすると、
「そのお客様は気にいらなかったけれど、他にも多数お客様がいるので
売却の委任をいただけませんか?」
という流れになるでしょう。
他にもチラシによく登場する
「無料査定」の場合のチラシはどうでしょう??
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
次回コラム配信まで
無料査定の落とし穴について少し考えてみていてください。
ここまでのコラムを読んでいる皆さんには
もうピンと来るかたもいらっしゃるかもしれませんね。