もともと農家の古い平屋で、築150年の間にいろいろな手がくわえられていた様です。
そして、解体していくうちにいろいろな発見がありました。
まずは、床下からいろりの残骸が3つも出てきました。1つぐらいはあるかなと予想していましたが、3つは予想外。
そして、ふだんご両親が使っていた居間と台所の天井を剥がすと、天井ふところの大きいスペースが出てきました。寒くて天井を低く改装していたようです。
古い家なので、断熱材は一切なく、その上外周りの基礎は長年の間に腐って隙間だらけになっていました。
ここまで古くて、いろいろな手が後で加えられていると、もともとの原型が見えていません。宝探しのような気分で現場が動きだしました。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
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