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閲覧数順 2017年08月16日更新

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学校のカイダン 2 学校に居場所の無い子供達

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恋愛心理 自己受容
ドラマ「学校のカイダン」を題材に、学校内の格差社会について書いています。

それから時を経て、「心の相談員」として学校関係者の一人として学校に関わる事となります。

当時、東京都の公立中学は、制度が変わり、生徒が住んでいる学区以外でも、行きたい学校があれば、選んでいけるようになって間もない時期でした。そのような制度が新しく出来たことで、「学校を選べる自由」が出来たというのは良い事だったでしょう。

しかし、当の学校側からすると、「人気があるような学校でないと、生徒が集まらない」事となってしまったのでした。
私立校と同様営業努力をしないと、自然淘汰されてしまうのです。

人気を出すために、部活に力を入れるようになるわけです。

部活動に熱心になること事態は、一見何の問題も無いのですが、それは生徒のためではなく、学校のため、しいては部活で強くなり大会に出るなどすれば、顧問の先生の出世に影響する事にもなることから、「成果主義的」な雰囲気が強くなってしまいました。

部活で活躍する生徒と、その顧問の先生は発言力が大きくなり、「そうでない先生」や、「楽しく部活をやりたい生徒」は、なんだか肩身が狭い空気が産まれる事となります。

成績が良い生徒、部活で活躍する生徒。
それを支える熱心な先生。

努力もし、才能もあるのですから、権力を持つのも仕方がないかも知れません。しかし、それはほんの一部の恵まれた生徒達なだけです。

何か家庭に問題があって、精神的に不安定な生徒や、身体的にハンディがある生徒たち、受験を控え勉強に疲れた生徒たち、クラスに馴染めない生徒たちが、一時安らぎを求めて、相談室や、保健室にやってきます。

勉強に付いていけず、つまらなくなり、授業にも出なくなり、廊下を徘徊する生徒たちもいました。

しかし、先生方からすると、そうした
「授業を受けるのに積極的でない生徒たち」は、問題児なわけです。

先生は「生徒に勉強を教えて、学習させる」のが目標ですから、それを出来ない生徒の存在は「容認できない」わけで、なんとか勉強させようとするわけです。

それは、当然だと思いますし、仕方ない事とも思います。

ですが、相談員や保健の先生の目標は、
「枠に収まれない、困難を抱えた生徒たちの援助」
なわけですから、先生からすると、相反する、相容れないものがあるようです。

極端に言えば、保健の先生は怪我人の手当てもあるでしょうから、まだ扱いは違うとしても、相談員は他の先生からすると「部外者」であり「非教育者」と見られてしまうこともあるのですね。

目標は違うけれど、学校に必要な同士という認識ではなく、教育委員会から送られてきた「異端者」みたいな感じです。
するとどうなるかと言うと、
「相談室や保健室があるから、勉強しない生徒が出てくるのだ。だから相談室や保健室は、そうした生徒を受け入れるな」
「やる気の無い生徒が集まる場所があると、他の生徒にも伝染して、悪影響が出る」
と言う先生の意見も出て来るのです。

実際、テスト期間の前など、相談室に息抜きに遊びに来ていた生徒たちが多勢いた時に、突然先生方が何人も入ってきて、
「お前ら!今日はもう終わりだ!出て行け!早く返って勉強しろ!」
と強制終了させられたこともありました。

別に何時間も無制限に相談室を開放していたわけではないのですが、私には何の相談もなく強制終了ですから、唖然としてしまいました。

また、相談室の閉鎖を一方的に言い渡され、誰も相談に来られないように鍵を閉められた相談室で、一人ぽつんと何時間も過ごしたこともありました。

当然、元気が無い子や、何か困っているような生徒がいても、
「相談室の相談員さんに相談してごらん」
なんて言ってくれる先生は、ほんの一部の理解ある先生だけです。

むしろ、「相談員の人に相談したい」と言う子がいても、
「なんで私に相談しないの!相談員なんかに相談しないで、私に相談しなさい」
と言う先生が大方だったようです。

教室のキングでいたいのでしょうね。

でも先生に相談しても結局は「それでもどうにか勉強に力を入れなさい」と言われそうな雰囲気があるのですから、なかなか本音で相談なんか出来ないものでしょう。

受験の合格発表を見てきて、担任の先生より先に相談室に来て
「受かったよー」
なんて子がいたりすると、すごくこちらも気を使ってしまって、
「早く先生に報告しておいで」
なんて、なんだか後ろめたいような気になったものです。


こうして居場所のない生徒たちは、どこへ行けば良いと言うのでしょう?


ただ、子供の父兄さんが、子供に対しての相談をしたいという場合は、うって変わって積極的に回してこられます。PTAは面倒くさかったのかなぁ?


それと、大ききな問題が発生した子供が出たり、問題のある父兄(いわゆるモンスターペアレント)などにぶつかったクラスの担任の先生は、当然困った状況になるのでしょうが、あまり周りの先生方が助けようとしない、という話をよく聞きます。

「なんとか自分で対応しなさい」としか言われないケースが多いそうです。
そこで一人だけ追い詰められた担任の先生が、うつ病になると言うのが、随分前から大変問題化しているそうです。

教師と言うのも、意外と個人プレーの世界なのかも知れませんね。


先生方と私のような相談を受ける人とでは、立場も目的も役割も違うものですから、先生方を批判するつもりはありません。

ただ、学校だって、問題の無い生徒達だけのものではないはずですから、そうした子供たちの居場所も考えていく必要はあるものだと思います。

実は、相談と言っても、中学生位だと、
「自分が何で悩んでいるのか」
「なんで元気が出ないのか」
を自分でわかっている子供なんてほんのわずかです。
わかっていたとしても、言葉で説明するのはまた一段と難しいことです。

ですから、相談しに来たと言っても、なんとなくパズルや将棋をしながら、なんとなくぽつりぽつりと家の話をしたり、友達の話をするのを聞いて、なんとなく察するしかありません。
大人の相談より、よっぽど難しいものです。

大人の社会のマネをして、子供の世界でもカイダンが出来てしまうのか?

それとも、
すでに学校で、先生や親が、カイダンを作る事を教えてしまっているのか?
今回は、なんだか愚痴っぽくなってしまいました。

現在は、子供の心理的な問題への理解も深まり、先生とカウンセラーが上手くタッグを組んでいる学校も多いのではないでしょうか。
そうだと良いなぁ。


 

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