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川尻 秀道
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東京都
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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MBA経営戦略の講義で必須!ブレインストーミング3つの攻略。

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MBAの経営戦略の講義と言うと、ファイブフォース分析や、SWOT分析などMBA経営理論を多く学ぶ場であると想像する方も多いとは思います。確かにそれらのMBA経営理論を学ぶことは経営戦略の講義はとても大切な要素ではありますが、重要なことは、これらのツールを使って、クリエイティブな発想を出し、企業の経営戦略、マーケティング戦略につなげる案を出していくことです。


MBAの経営戦略の講義では、クリエイティブなアイディアの持つことの重要性を様々な場面で学ぶことになります。


先進国の企業であれば、各社の商品技術のレベルは非常に拮抗しており、技術単独で他社と差別化を図るのは非常に難しくなってきています。昨今、先進国の企業に求められていることは、いかにクリエイティブな発想で自社商品に付加価値をつけ、他社と差別化を図るかというところです。


このような模擬戦略会議をMBAのグループワークの中でやることになるのですが、ファイブフォース分析やSWOT分析などの経営理論を展開していく中で、お互いに自由な発想で意見を出し合う、いわゆるブレインストーミングによるディスカッションが行われることが多々あります。


特にMBA取得後に起業を目指す人であれば、ブレインストーミングを通じてクリエイティブな発想することは必要不可欠となってくるでしょう。今回は、MBAのクラスメートとのグループワークでブレインストーミングによって、クリエイティブな発想をするための方法をご紹介いたします。


◆ブレインストーミング3つの攻略。◆


●1.ディスカッション前のアイスブレイクをする。


アイスブレイクとは、ディスカッションなどに入る前にその緊張を取り除くために、簡単な自己紹介をしたりゲームをしたりその場を和ませる手法です。グループメンバーが緊張していて頭が固い状態では、クリエイティブなアイディアが生まれる可能性は少なくなります。アイスブレイクでその場の雰囲気を和ませることで、各人がリラックスした状態で自由な発想をするための手助けとなります。


アイスブレイクの方法をとしては、初対面であれば自己紹介や自分の趣味、好きなスポーツ、好きなミュージシャンなど、比較的リラックスできる話題に触れることです。もしある程度見知っているメンバーであれば、ここ最近に起こった面白いことなどの話をして、メンバーの緊張をお互いに保護解すことが大切です。


「最近家を引っ越したんだけどさぁ、隣の家の猫がうちのカミさんになついちゃって、(猫が)全然自分の家に帰らないんだよ。」


「昨日散歩して気持ちよく鼻歌を歌いながら散歩してから対して、後に人がいるのが全然気づかなくてクスクス笑われたよ。」

などたわいのない話で全然問題ありません。


大切なのは、最初にアイスブレイクをして全員がリラックスした状態でディスカッションに入ることです。


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●2.くだらないアイディアを否定しない。


ブレインストーミングは、参加者全員が自由な発想でアイディアをどんどん出していくものです。一見くだらないと思うアイディアほど、普段考えつかないような発想やそのアイディアから派生した奇抜なアイディアなどが生まれる可能性があります。


ブレインストーミングで重要なことは、お互いが自由奔放にアイディアを出し合うことです。そのアイディアについて否定するようなことがあってはいけません。


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アイディアを否定することは、奇抜なアイデアを生み出す芽を摘んでしまっていることになります。人は否定されると、次回からは自分の頭を中で勝手にふるいをかけ、当たり障りのないアイディアのみをアウトプットするようになってしまいます。どんなくだらないアイディアでもして否定することはせず、そこからさらに発展したアイディアを連想していくなど、メンバーが協力しあうことが大切です。


●3.たまたま見た単語から連想していく。


ブレインストーミング大切な事ことは、ひとつのキーワードからいろいろなアイディアを次々に出し合っていくことです。私がMBA戦略経営戦略系クラスでのブレインストーミングで、よく使用した方法をひとつご紹介しましょう。


ディスカッションのテーマと何の関係もないような単語を、ディスカッションのテーマと結びつけ次々とアイデアを出していく方法です。手元にある雑誌や本をパラパラとめくって、たまたま見たその単語をキーワードとして次々に発想していくのです。


例えば、私が東京でシンガポール料理レストランの開業のために、ブレインストーミングをグループで行ったとします。今、私の手元にある雑誌をパラパラめくると「同窓生」と言う単語をを目にしました。


◆この「同窓生」と言うキーワードから連想できること。


●同窓生といえば同窓会。


例えば、このシンガポール料理レストランは、同窓会などのイベントを主催する人たち向けのプランを作ったらどうか。同窓会を主催する幹事さんにアプローチするには、どのようなマーケティングが必要か考えてみたらどうか。


●同窓生といえば大学生。

シンガポールからの留学生をターゲットとして、シンガポールを懐かしくなるような本格的なシンガポール料理のメニューを作ったらどうか。そういえば自分がMBAの学生の頃は、朝から晩まで論文を書き続け、昼ご飯を食べている暇もなかった。そんな忙しい学生のための配送サービスをやってみたらどうか。


このように、たまたま目にした単語ディスカッションのテーマとは全く関係のないキーワードから、イベント向けレストラン、大学生向けデリバリーサービスなどいくつかの考えが生み出すことができるようになります。


これらのアイディアには、資金、技術、法律などの理由から実現が難しいものも含まれているのかもしれません。それでもこのようにどんどんアイディアをグループに提示していくことが大切なのです。ディスカッションのテーマとは全く関係がない単語ほど、奇抜な発想が生まれる可能性は高くなるのではないでしょうか。


◆まとめ


MBAの経営戦略系の講義では、クリエイティブな発想することが非常に重要になってきます。そのクリエイティブな発想をするためのツールとしてブレインストーミングがあります。以下はブレインストーミングの3つの攻略方法です。


1.ディスカッション前のアイスブレイクをする。


2.くだらないアイディアを否定しない。


3.たまたま見た単語から連想していく。


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