道理を知って目を開く!
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徒然日記
2015-03-06 10:08
確か、自由が丘の会場だったと思うのですが、参加された方々の前で、こんな話をされたことを覚えています。
「人間っていうのは簡単に変われないと思っているけれど、本当はそんなことないんですよねぇ。些細なことで怒ったり落ち込んだりっていうのは、ただ単にこの世の道理っていうものを知らないだけ。」
その後、私とあっちゃんの方に手を向けて、こんな風に言いました。
「あの二人もずいぶん変わったけれど、何も無理やり『変われ~!』ってやったんじゃないんです。私が何をしたかって言うと、道理を教えただけなんですよねぇ。」
と、こんな風に道理を学ぶ大切さを説いて下さっていたのですが…。
私も今になって思うのは、みんな道理を知らないだけなのだなぁ…ということです。
宇宙の法則と呼んでも良いのですが、スピリチュアルなどで伝えられているのは本当に一部のことで、それを個人個人が勝手に解釈するものだから、道理から外れてしまっているのですよね。
本を読んだり、人の話しを聞いて、分かったつもりになっているだけで、実は何も分かっていない…というのは往々にしてあります。
ところが、厄介なのは当人が道に迷っているとも思っていないのです。
自分は正しい道を歩んでいると思っています。
迷子になっていることも気付いていないのだから、道を求めようとしないのも当然のことです。
迷子になっていないつもりの迷子を、いかにして呼び戻して正しい道へと導いてあげるか…ということがまた大変なのです。
この「正しい」という言葉を使うと、少し学んだ人は「この世には正しいも間違っているも無い!」という言い方をします。
それは間違ってもいないけれど、道理を知らないということでもあります。
生きとし生けるものは、誰しも幸せになりたいわけですよねぇ?
じゃあ、幸せになる道があるとしたら、それは正しい道ということになります。
と、こんな言い方をすると、次のように反論してくる方もおります。
「幸せの価値観というものも人それぞれだし、一つの道しか無いという方が危険なのではないでしょうか?」
仰る通り、それも誤っているわけではありません。
ただ、幸せの在り処が分かったとしても、その幸せが本物か偽物かを見分ける目が無ければ、仮初の幸せを掴んだだけだった…ということにもなりかねません。
ダイアモンドだと思って宝石を購入したらガラス玉だった…というようなものです。
故に、まずは本物を見極める目を開かねばなりません。
ではどうやって目を開くかと言えば、この世の道理を知る…ということになってきます。
この世の道理を学ぶには、その道を歩んでいる人からでないと伝わらないのだと思います。
道に迷った時、道を知っている人に尋ねないと意味がありませんよね?
「駅までの道が分かりますか?」
「あぁ、たぶんあっちの方だと思います。」
などと言われたら不安で仕方ありませんよね。
そうかと思えば、、
「あちらの方向にありますよ!」
と、平然と知った顔をして嘘を付く人もいるのです。
実際に長い時間をかけて行ってみたら、やっぱり違う場所だった…というのは、聞く人を誤ったということに他なりません。
目が開いて無いが故に、聞く相手が答えを知っているか知っていないのかを見分けることも出来ないのです。
そして、当人は目が開いていると思っているから、また厄介なのです。
「しっかり目を開いて歩いて!」
などと言われた日には、
「何を言っているんだ!しっかり目を開いて歩いているよ!」
と、妄想の世界を見ているにも関わらず、反発心が出てくるのです。
でも、目が開いている人からすれば、誰が目を閉じているかは一目瞭然で解ります。
相手を見極めるのも、開眼していれば簡単なことなのですが、閉眼しているが故に本物の師も見分けられない。
実際、本物の師に出会って教えを説いてもらえる…というのは奇跡的な確率だと思います。
それもまたご縁しか無いのですが…。
やはり、何があってもまずは目開きからなのです。
悩みが出てくる…というのは、やはり道理を知らないが故なのです。
自分に悩みがあったら、人の悩みも聴けないものです。
それは、道を知らない人が道を教えているようなもので、それこそ無茶苦茶な話しですよね。
まずは自分自身の苦悩を取るためにも、道理を学んで目を開く…ということが必要になってきます。
それしか世界平和への道は無いのですが、伝道して歩く…というのも大変なことです。
何故なら、みんな「自分が正しい」と思い込んでいる人達ばかりの中、いかにして誤りを正していくかというのは容易な事ではありません。
その大変さを感じたからこそ、ブッダも最初は「この話しを伝えるのは無理だ!」と思われたのでしょう。
体のことにしか興味が無い人に、心の大切さを伝えたい時にどうするでしょう。
そんな人に最初から、心の話しを伝えても伝わるわけがありません。
まず相手が興味を持っている体のことからお話ししますが、学んでいくうちに「体と心は繋がっている」ということがわかってきます。
その時に、心のお話しをしてあげたら良いわけで、本当に伝えたい事に誘導してあげるために方便というものを使います。
嘘も方便というのは、そういう意味です。
人に話しをする立場にいる人は方便を上手に使えないといけません。
そして、話しを聞く側は、聞いている話しが方便なのか真実なのか…ということも見極められるようにならないといけません。
ずいぶん話しが長くなってしまいましたが、何を一番伝えたいのかご理解頂けましたでしょうか?
まずは「目を開く」ということ。
そのために、「この世の道理を学ぶ」ということ。
道理が解るということは、自分の歩むべき道がハッキリ解るということですから、生き方に迷いが無くなります。
怒りや欲望を抑えろと言っているわけではないんです。
道理が解ったら自然と薄くなってきますよ…ということを言っています。
みんなが幸せになる道なのだから、これを正しい道と言わずして何と言うのでしょうか?
一人でも多くの人が幸せな道を歩んでいけますように…。
心から願っております(^-^)
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