- 土井 健司
- 土井経営研究所 代表
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
今、転職時の確定年金資産が宙に浮いたまま放置されている人が10万人を突破し問題になっている。
確定拠出年金は加入者自身が自己責任で運用し、その運用成績で受け取る年金額が異なる仕組みの年金である。ところが、転職時に資産を転職先に移さず、元の企業においたままにしておくと、将来の年金給付額が減る事になる。
これは、企業型の確定拠出年金に加入していた人が、転職先の企業が加入する年金制度に移していないために生じる。
その資産総額は実に、291億円(2008年3月現在、日経ビジネス記事より)のも上るようである。
転職先に、企業型の確定年金があれば、会社に移管手続きを申請すれば移管手続きをしてくれる。しかし、転職先に企業型の確定拠出年金がない場合や独立した場合などは要注意である。その場合、個人型に移管するか、脱退一時金請求の手続きを6カ月以内にしないと、資産は現金化され、国民年金基金連合会に自動的に移管される。移管されたまま、放置していると、管理費が毎年かかり、資産が目減りしてしまうことにもなりかねない。
年金資産の個人型移管後やるべきことは運用指図くらいで、追加の保険料支払いも発生しないので、心当たりのある方は、是非、手続きすることをお勧めする。
なお、国民年金基金連合会のサイトは
http://www.npfa.or.jp
「確定拠出年金」に関するまとめ
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