叱れる人になりなさい(叱るには資格がいる) - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月19日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

叱れる人になりなさい(叱るには資格がいる)

- good

  1. 美容・ファッション
  2. ダイエット
  3. 心・メンタルとダイエット

最近のコラムで、私が美輪明宏さんの「ロマンティック音楽会」に行った時の不思議な出来事を少し書かせて頂いた流れと言っては何ですが、

今回のタイトルは、その美輪明宏さんの名言の中のお言葉をお借り致しました。

✿_(_✿_)_✿

 

昨今は「叱る」という事を、この様に堂々と肯定的に捉える方が親や教育者・指導者には本当に少なくなってしまいましたね?

( ・・) ~~~

 

今の時代は、人を「叱る」という事に過剰にビクビクされている親や大人が、とても多くなった様にも私は感じるのですが、

それは現在の大人達が、どこか「自分には叱る資格が無い」という事を感じていて、そういう自信の無さの裏返しであるのだなぁと、私はこの美輪さんのお言葉から感じる事ができます。

☆_(_☆_)_☆

 

「叱る」という事に自信が無いという大人は、

きっと、その行為が「叱る=相手が納得する様に理性で諭す」という事に成っていないという自覚がお有りになるからなのでしょう。

 

子供や相手を、自分の都合やエゴから "感情的" に怒鳴ったり、ヒステリックになったり、暴力的になって怒る事は「叱る」事とは違うので、

怒った後の後味の悪い「罪悪感」や「後悔」、そして「自己嫌悪」等を感じてしまうから、大人達は叱る事に自信が無く、叱りながらもどこかビクビクしてしまうのではないかと思います。

( ・・) ~~~

 

そういう方は、どこか「人を甘やかす(=自分も甘えていたい故の裏返し)」という事には長けていらっしゃるので、巷では大変な人気者になる事もできますが、

 

美輪さんの様に毅然とした姿勢で、相手の為に「叱れる人になりなさい」という様な事を人にアドバイスできる方というのは、今のこの時代には、そうそういらっしゃらないのではないかと私は感じております。

☆_(_☆_)_☆

 

 

「人に言える(叱れる)だけの事を自分がして来た」という "自ら実践されている" 方のみが、本当は人を叱れる「資格」を持てる訳ですから、

そういう「真の人格者」の方の説得力というのは、物静かな中にも物凄い気迫と重みというものが在るものなのですね。

《 ゚Д゚》☆彡

 

そしてそれは、波動を通してその方の「雰囲気」や「風格」、「言葉」や「文字」から相手に伝わって行くものです。

ですので人は表面上の立派な理屈からではなく、「魂」でお互い受け取り合って "感じて" いるのだと私は思います。

☆_(_☆_)_☆

 

 

同じ事を言われても「この人の言う事は聞きたくない」「この人の言う事なら聞ける」と思わせるものは、正にこういう所から来ているのですね。

 

その根に在るものは、

叱る者が、その自分が叱る相手から「尊敬されているかどうか?」という一語に尽きると思います。

《 ゚Д゚》!!!

 

 

ご自分ができていないのに相手に求める「言葉だけ」の人や、

ご自分のエゴや主観だけで、良かれと思うものを人に押し付ける為に「"感情" で怒る」という方が、人から尊敬されるという事は決してありません。

(・_・;)

 

ちなみに、そういう方がご自分のエゴから私情で相手を怒り、無理矢理「暴力」や「言葉の暴力」などで言う事を聞かせようとされた場合は、必ず叱られた側にはしこりが残りますので、

 

遅かれ早かれ、「感情やエゴで人を怒る」人間というのは、最後はそれを受けた側から「嫌われる」「恨まれる」という結果を生んでしまう事が大半です。

(^^;

 

ですが逆に、自分のエゴや都合の為では無く、本当に相手の為を思って "慈悲" で叱る相手を、叱られる側が心から信じ尊敬している場合は、

 

例え叱咤されたり殴られたとしても、それは「言葉の暴力」や「暴力」とは成らずに、それがキッカケで相手が改心する事に繋がる事もあるのです。

《 ゚Д゚》☆彡

 

私は基本的には「言葉の暴力」や「暴力」には反対ですが、(※人間は「言葉」と「理性」というものを持っているのですから、極力それをツールに知性的に冷静に、お互いで話し合った上で説得するのが理想です)

 

人と場合によっては、そういうものが「慈悲」から必要になるケースも稀に有る様な気が致します。

_(_^_)_

 

 

只やはり、それはあくまでも "叱られる側" がその行為を「どう受け止め感じるか?」という事なので、叱る側から判断すべきものでは無いのかもしれませんね。

 

又レベルの差や段階により、叱られる側が「後になって気付く」というケースもあるのではないかとも思いますので、やはりどの様な場合も、 "ケース  バイ  ケース" であり、当事者にしか判断できない事ではないかと思います。

(※根がこれだけ我儘に生まれついている "人間相手" の育児や教育は、綺麗事だけではできない場合も多々ございます故)

_(_^_)_ 

 

 

以上、どの様なケースで有っても、やはり私達が「子供や人様にものを言えるだけの自分」になる為には、

 

「人の事より、まず自分」という、自身の人格を磨く事を最優先に生きるのが、我々の人生の筋道と順番であろうというのは、どなた様にも間違い無い事でありましょう♫

(^^✿

 

 

 

 

 

 

以前にご紹介した、夕暮れ時の虹の写真の別バージョン♫

 

 

虹には人の心を湧き立たせる、

不思議で神秘的な美しさと華やかさが在りますね♫

《 ゚Д゚》☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

 

 

 

 

 

 

 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年