「忘己利他」の精神、成功し続けるための大切なキーワード

「モウコリタ」のお話しです。

「もう懲りた」の語呂にすると、覚え易いものです。

といっても、こちらの懲りたではありません。

仏教でも使われる4文字熟語のことです。

その漢字は、「忘己利他」（モウコリタ）です。

先日、この言葉をいただきまして、とても共感できるものでしたので、お伝えします。

これは、最澄のお言葉と言われています。

「己（おのれ）を忘れて他（た）を利（り）するは慈悲の極みなり」

そして、最澄が広めた天台宗の公式サイトによりますと、

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人間の性（さが）として、

私たちはどうしても自分中心に考えてしまうことがあります。

もっと欲しい、こうして欲しいと、

まわりに望むことが多くなりがちなのです。

我欲が先立つのです。

自分のことは後にして、まず人に喜んでいただくことをする、

それは仏さまの行いで、そこに幸せがあるのだという言葉です。

つまり我欲が先に立つような生活からは、

幸せは生まれないのだということです。

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（引用元）http://www.tendai.or.jp/houwashuu/kiji.php?nid=26

人が生活をするにあたり、ビジネスをおこなう上で、

そして、収益不動産を所有している大家さんが賃貸経営をする上でも、この言葉が深く染み入ります。

我欲が先に立つ人から発せられる言葉には、とげがあります。

そして、話を聞く人は不快な思いをしてしまいます。

さらに、この言葉から連想される逸話として、マザー・テレサのお話（講演）があります。

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ある日、七人の子供をかかえる貧しい母のところ（インド）へ、

マザーは両手にいっぱいほどのお米を持っていってあげたのでした。

するとその母親はそのお米の半分を手にして外へ出ていきました。

マザーが問うと、隣にも同じような貧しい親子がいるので、

そのお米を分けてきたのだと言うのでした。

一俵もあるお米ではありません。

自分の子供たちの一食分にも足りないお米でさえ、それを半分にして、

隣の子供たちも喜ぶだろうと分けてやれる崇高な精神に、

マザーも感動したのです。　

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インドの母さんが示した行動を、マザー・テレサが感じたことです。

最近は、良くないニュースが多々あります。

しかし、このようなときだからこそ、考え方を見つめなおすときかと思います。

大家の立場から、入居している人に伝えるべきときに気を遣うこと、

関連する人とのお付き合いの仕方など。

私ももっともっと勉強させていただきます。

「忘己利他」（モウコリタ）の精神。

これから皆さんが末永く成功し続けるために、

重要なキーワードと大切に保管してもらえれば幸いです。