アンチ・エイジングという苦しい生き方 - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月15日更新

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アンチ・エイジングという苦しい生き方

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最近はアンチ・エイジングというものが、異様なほどに流行っていますね?

(^^;

 

これはいつの時代でも「人類の普遍のテーマ」である故に、各種業界とマスコミに取っては「一番美味しいビジネス」になるというものでもあります。(笑)

《 ゚Д゚》!!

 

でも、やたら「アンチ・エイジング」を煽るメディアやマスコミなどが作り上げる、ちょっと過剰な「若さ信仰」の価値観やイメージを観ていると、私にはそれが時々「狂騒曲」の様に思えてしまい、正直ちょっと自分の気持ちが引けてしまう事もあるくらいです。

(^^;;

 

だって、それはまるで「年を取る事が良くない」と言っているのと同じだからです。

生まれて来たら「老いて死んで行く」というのが当たり前であるというのに…?

《 ゚Д゚》???

  

年を取る事って、皆望んで成る訳では無いけれど (勿論私もそうです!)、或る意味受け入れるしかない「しょうがないもの」「どうしようもないもの」でもある訳ですよね?

 

でも果たして皆様が思うほど、

 

そんなに良くないものなのでしょうか?

恥ずかしいものなのでしょうか?

忌み嫌うものなのでしょうか???

(・_・;)

 

 

私は思うのですが、「老い」を恐れ、若さというものに過剰に執着してしまう方達というのは、人間を「肉体」としてしか見ていないからなのではないかと思うのです。

《 ゚Д゚》!!!

そういう方は自分を見る時も、又他人を見る時も、決して年を取らない「心」というものや、年齢を積み重ねて得られる「叡智・知性」というものに目を向けられる事はあるのでしょうか???

(^^;???

 

 

肉体が「年を取る」というのは、私達が決して抗えないシビアな宿命であり、又自然の摂理でもあるのに、その自然に逆らい、まるで不毛な事に戦いを挑んで行く様な思考と行為の「肉体アンチ・エイジング」。

 

冷静に観ていると、それはまるで自分で自分の首を絞める様な、逆にとても苦しい生き方になっているのではないか?と思えてしまう事が私にはあるのです。

(^^;;

 

 

何故こんなにも多くの方が「いかに自分の肉体を年取らせない様にするか!?」という事に執着し、若さを維持する為に(人によっては)必死な形相で頑張るのかと言えば、

やはりそれは、人間には「若さを失い年を取る」という事への "恐怖心" と 「自分の思い通りにならないもの」への "怒り" が裏に潜んでいるからなのですね。

( ・・) ~~~ ★★

 

「不老不死」というものを可能にしたいと願う事が、いつの時代にも共通した人類の願望・切望である事を逆から観てみると、

「年を取る」という避けられない現実が、いかに私達人間に取っては「苦しみ」なのかという事の裏返しでもあるのです。

( ・・) ~~~ ★★★★

 

けれど「抗えば、苦しみはもっと増す」という事も又、「肉体アンチ・エイジング」の落とし穴や側面であるという視野は、人間は持っていた方が良い様な気が私は致します。

_(_^_)_

 

 

別に自分から「老いを望む」という事とは違いますが、

けれど、自分の老いを「受け入れる」という謙虚さやゆとりというものを持たれた方の方が、素敵な年の重ね方をされているなぁと私は感じる事が多いのですが…。☆彡

 

「若さ」のみに固執せず、自分を追い込まず、「年を重ねる」という経験をデリケートに味わっていらっしゃる方の方が、どんなにか優雅で品格がある生き方をされていらっしゃる事でしょうか?

《 ゚Д゚》☆彡

 

 

年中心が休まる事の無い「アンチ・エイジング」というものよりも、自然に逆らわず心穏やかに「老いて行く」というスタイルが、私は健康的ではないかなぁと感じているのです♫

 

 

いつか必ず衰える時が来る「肉体」にしか目が行かないというのは、人間の哀しさの一つでもありますね。

(  ;  ;) ~~~ ☆彡

 

 

 

 

 

 

「冬の太陽」というイメージの一枚でしょうか?

でも今年も、春はもうすぐそこに…♫

(^^✿✿✿

 

 

 

 

マスコミやメディアが作り上げるイメージの「アンチ・エイジング」には、「若さ」にだけ重きを置く様なアンバランスと歪みを感じる時が正直有りますね~。

そうして人々は、自分が年老いて行く事への「恐怖心」を無意識に植え付けられて、"肉体" の若さに執着して美容や運動にひっちゃきになったりする「狂騒曲」が始まるのです。

(^^;

 

人の恐怖心や欲望を煽れば、それはとても美味しいビジネスの「ビッグ・チャ~ンス♫」にもなりますからねぇ!(笑)

 

 

ちなみに、昔から超現実派の私は若い頃から、

 

「肌を綺麗にするものは、心と内臓の健康な働き(=自分の中からのもの)」

「化粧品やクリームで、長年生きて来た内臓機能の衰えから来るしわは取れない(=中からのもの)」(笑)

 

との考えから、「中から健康な皮膚を作る食べ物」には気を付けて参りました♫

 

 

ですので内臓の疲れから生じる、悪いコンディションの肌=内側の汚れを外から隠す為に、皮膚呼吸のできないファンデーションを塗りたくるのは、逆に私にはとても不潔に思えて、普段のお化粧は若い頃から口紅だけでした。

(ちなみに私は若い頃、口紅だけすると「全部お化粧した様な顔になる」という特技(!?笑)の持ち主でした♫)

 

 

でも別に「お化粧」が嫌いな訳では無いので、たまに「してみようか?」と実験した事も数回くらいはあったのですが、

その度に感じてしまうのは、自分がお化粧すると「自分の顔が気持ち悪く見える=自分にはお化粧が似合わない」という事だったので、したいと思った事がありません。

 

 

あ、でも私は「お化粧が似合う方」が、ご自分に似合うお化粧をされて、美しく華やかになるお姿を見るのは大好きです♫

自分も現役の頃、舞台に立つ時にしなければならない「舞台用メーク」をする度に感じた、自分の顔が「華やかに変貌」するのを見るのは大好きでしたもの!

(^^♫

 

 

…え? 今の私ですか?

はい♫ 相変わらずお化粧は「口紅」以外したいとは思いません。

_(_^_)_

 

でもそれは、勢いの有った若い頃の様なものからではなく、

年齢を重ねた今の私がお化粧をすると逆に老けた印象になってしまい、自分には以前よりももっと似合わなくなっていると感じるからです。(笑)

…かと言って、まるで何もしないのもガサツかなぁという事で!? (笑)

(^^♪

 

私は、これからどんどん年を取って行く訳なので、今はどちらかと言うとアンチ・エイジング含めた「美容」よりも、

 

「清潔」に生きる事。

「生活」を丁寧に綺麗にする事。

「心穏やか」に生きる事。

 

の「中身重視」に意識が向いています♫

 

 

この様に「年を取る」というのも、乙なもの♫と、私は感じているのです…けれど…?(笑)

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年