もしも「もう売れている」と言われたら? - 不動産売買全般 - 専門家プロファイル

徳本 友一郎
株式会社スタイルシステム 代表取締役
不動産コンサルタント

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対象:不動産売買

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もしも「もう売れている」と言われたら?

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不動産売買に役立つ基礎知識 購入編
気になる物件があり、問い合わせをしたら

「売れている」といわれました。

あなたならどうしますか?

A、他にも条件にあった物件を探してほしいので住所、連絡先を教える




B、他の物件は興味がないので電話を切る





もし、Aと答えた方 要注意です。

多くの仲介会社は「集客ができる物件」を広告に掲載しています。

数週間、数ヶ月前に売却されている物件を
故意に掲載している会社もあります。
(折込チラシでは少なくなりましたが)

特に、消費者が早い情報だと思っている「インターネット広告」

ここにも落とし穴が!

自社で物件のデータベースを管理して、
物件検索機能がついているHPってありますよね。

このようなサイトの中には、
更新をしない、つまり、売却済物件を削除しないで、
新しい情報だけを掲載していることも多いのです。

毎日は無理にせよ、1週間に一度は物件の有無を確認する必要があるでしょう。

更新日を確認してみてください。


 Bと答えた方 ある意味正解です。

Aのような会社に連絡先を教えたら、翌日から営業の電話や
営業マンの突然の訪問に頭を悩まされるでしょう。

自分が気になった物件がもし売れていたら
1度リセットする気持ちが大切です。


先日、ある大手仲介会社のサイトを見たら
半年も前に売れている物件が掲載されていました。

同じ会社の違う支店に知り合いがいるので聞いてみたら、
「引き物件((引き物件とは、「お客様が興味を引く」からきているのかもしれません))」でお客様から問い合わせがあると他の物件を紹介するそうです。


大手だから安心というわけではないのです。

集客のためには、背に腹はかえられないのです。


物件掲載時には、売れていなかったとしても
掲載後に売れてしまったということももちろんあるでしょう。

広告を掲載している仲介会社は物件を所有している訳ではないので
いつのタイミングで売れてしまったかは売主に確認をしなければわかりません。

  掲載時には物件はあったとしても、お客様から問い合わせがあった時に
   売主に確認し、折り返し連絡をもらえる会社が理想的ですね。


もし、インターネットで物件検索をされる場合は
リクルートが運営しているサイト「住宅情報ナビ」がいいですね。


物件の有無を常にチェックをして売却済みの物件が掲載されていることは少ないのでおすすめです。




  問い合わせをした物件がある時だけ、連絡先を教える