- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
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対象:家計・ライフプラン
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
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ファイナンシャルプランナーの上津原です。
今日は、利回りと信用リスクについてお話します。
今日9月10日の日経新聞に、
「アメリカのシティグループが、個人投資家向けに円建外債を発行する」
という記事がありました。
発行総額は3150億円。
利回りは3.22%。満期は3年満期です。
購入単位は100万円ですのですべての人に手が出るわけではありません。
でも、
・金利が日本の10年国債よりはるかに高い。
・しかも為替リスクがない。
となると、確かに魅力的に見えます。
それにしても、なぜこれだけの額の債券を発行する必要があるのでしょう。
端的にいうと、お金が必要だからです。サブプライム問題で多額の損失が出たため、どこかから調達しないとお金が足らないのです。
とはいえ、金利はできるだけ低いほうがいいのです。そこで先進国の中で最も金利が低い日本で債券を発行することになったのです。
金利が高いのにはわけがあるはずです。サブプライムローン問題がまだ完全には片付いておらず、まだまだシティグループの財務が悪くなるリスクがあるということなのでしょう。
よって、シティグループの円建て社債を買ってよい方は、
「シティグループやシティバンクが3年後生き残っている。」
と確信できる方になります。
ちなみに、シティグループの格付けは、
ムーディーズで Aa3 (長期債)
S&Pで AA− (銀行格付け)
となっています。格付けとしてはまだ高いのですが、今後の動向には目が離せません。
このコラムの執筆専門家
- 上津原 章
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- 上津原マネークリニック お客様相談室長
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